メーカー製のテストテープ |
Elecronix Corp.
2012年に海外から購入した、ノーマルポジション(左)とハイポジション(右)のテストテープ
20Hz(-10dB)、100Hz(-10dB)、250Hz(-10dB)、400Hz(-10dB)、1kHz(-10dB)、2.5kHz(-10dB)、
4kHz(-10dB)、6kHz(-10dB)、8kHz(-10dB)、10kHz(-10dB)、12kHz(-10dB)、15kHz(-10dB)、
20kHz(-10dB)、20Hz〜20kHz(-10dB)sweep、pink nois、他、30分収録 |
A・BEX
TCC-152 Azimuth 8kHz (左)、TCC-153 Azimuth 10kHz (右)
TCC-120 Level (DIN Ref.) 315Hz 0dB |
LC ENGINEERING
LCT-3001-L 12um FLUTTER & SPEED 3kHz-10dB (左)、LCT-7001 DOLBY LEVEL
CALIBRATION 200Nwb/m 400Hz (右)
LCT-3003-H 160nwb/m (0VU) LEVEL 315Hz 0dB (左)、LCT-304A AZIMUTH 6.3kHz -10dB
(右) |
TAPEX
TTL-2 LEVEL 315Hz 0VU±0.5VU (EIAJ) (左)、TTA-5 AZIMUTH 6.3kHz -10dB±1.5dB
(右)
TAPEX TEST TAPE 取扱説明書 |
「1976年 季刊 tape sound 特別増刊 76ステレオカセット=ベストバイと全製品紹介」より |
「1976年 季刊 tape sound 特別増刊 76ステレオカセット=ベストバイと全製品紹介」より
「ナショナルテープレコーダ 分譲品カタログ サービス扱い 昭和51年12月切より取扱い」のカタログより
「ナショナルテープレコーダ 分譲品カタログ サービス扱い 昭和53年1月切より取扱い」のカタログより |
テストテープを作る (テストテープの自作) |
パソコンでAudio Studioを使用して、基準信号用CDを製作します。
テープスピード調整440Hz(0dB)、アジマス用6.3kHz(-10dB)、基準レベル333Hz(0dB)、
20Hz(-10dB)、100Hz(-10dB)、250Hz(-10dB)、400Hz(-10dB)、1kHz(-10dB)、
2.5kHz(-10dB)、4kHz(-10dB)、6kHz(-10dB)、8kHz(-10dB)、10kHz(-10dB)、
12kHz(-10dB)、15kHz(-10dB)、20kHz(-10dB)、20Hz〜20kHz(-10dB)sweep |
ソニーでアジマス調整をしてもらった、ビジネスデンスケ(TCM-5000EV)を使用してみます。
アジマスと基準レベルの調整用信号を録音します。
業務用のテストテープは、フルトラックモノラルで製作されていますので、モノラルデッキでテストしてみました。
フェライト録再ヘッドと、同時再生モニター用のヘッドを装備したビジネスデンスケです。
TCM-5000EVの録再ヘッドは、ステレオのヘッドをモノラルで使用しているように見えます。
TC-D5のF&F録再ヘッドとは違います。 |
カセットデッキで基準レベルのテストテープ信号を再生して、ミリパルで測定します。 |
TCM-5000EVで録音した基準レベルが、カセットデッキで再生して同じレベルになるように何度も調整します。
ところが、レベルメーターが振れすぎるのとモニター時のレベルの具合がよくありません。
カセットデッキTC-K555ESRでも、同じようにアジマスと基準レベルのテープを製作します。
テープスピード用は、クォーツロックのカセットデッキで録音します。 |
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TCM-5000EVで録音した6.3kHzのアジマス調整用信号をカセットデッキで再生しました。
TCM-5000EVはステレオヘッドでモノラル録音してるのですが、微妙に左右が合いません。
カセットデッキとアジマスがわずかに違うようです。
3ヘッドのデュアルキャプスタンのカセットデッキで製作したほうが、
テープの安定性もよく左右のレベルも同時再生しながら調整出来ます。
今回使ったビジネスデンスケの走行安定性がよくなかったので、
録音、再生用それぞれのヘッドの正確なアジマス精度が得られ、しかもヘッドタッチも均一という独立懸架3ヘッド方式と
クォーツロックD.D&クローズドループ・デュアルキャプスタン方式を採用のカセットデッキTC-K555ESRを使用することに
しました。
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発売当時に購入していた、3ヘッドでキャリブレーション機能付きカセットデッキ。 |
Lo-D D-2200MB 1982年 昭和57年7月11日購入。
ヒタセンライトR&Pヘッドとの3ヘッドによる自己録音再生は大変良かったですが、
他機種との互換性がよくありませんでした。
メーカーにアジマス調整を依頼して調整をしてもらいましたが、互換性はよくなりませんでした。
D-2200MBの購入時に参考にしていた資料をみると、互換性の問題はヘッドの構造と組み立て精度によると考えられました。
ヘッドの互換性は、製造時における個体差もありそうです。
この当時からコンビネーションヘッドの構造による互換性が気になっていました。
それでも、次のデッキを買うまでのメインデッキとして活躍しました。
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ラジオ技術1982年2月
ヒタセンライトR&Pコンビ・ヘッドの特徴 |
SONY TC-K555ESR 1988年 昭和63年12月28日購入。
独立懸架3ヘッド方式は大変互換性がよくマスターデッキとなりました。
一度メーカーでヘッド交換をしてからは、摩耗をなるべく避けるためにDATの使用がメインになりました。
一番互換性がよくて、コンディションの良いデッキということでTC-K555ESRをテストテープ製作用に選びました。 |
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製作したテストテープで、テープスピードを調整する |
メーカー製スピード調整テープは3kHzを使用して、再生信号を周波数カウンターで測定して調整します。
ここで紹介している方法は、楽器の調律と同じ方法で調整します。
440Hzと200Hzと3kHzの音を使用して、調整時の音を比較してみます。
同じ基準信号のCDとテープを再生して、音がほぼ同じ周波数になると音揺れがほとんどなくなります。
テープとメカの状態により、全く音揺れがしなくなることはありません。 |
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テープスピードの調整箇所は、モーターに内蔵している場合と別基板の場合があります。
DCサーボモーターでない、機械ガバナーのモーターはスピード調整できません。 |
調整テープをセットしたラジカセと、CDプレーヤーの再生音を聞きとりやすい音量にします。
440Hzと200Hzは調整しやすいですが、3kHzは調整が難しいです。
低い周波数ほど合わせやすいですが、小口径スピーカーでは再生しにくくなります。
300Hzから440Hzの周波数が合わせやすいです。 |
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