カセット用テストテープを作るPart6
CDラジカセでテストテープ作成実験

2020年9月20日作成開始


SONY パーソナルオーディオシステム CFD-S401
2017年6月10日発売、2019年10月30日購入

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カセット操作部とヘッド周辺

フルオートストップのロジックコントロール。
TIPE1のノーマルポジションです。
タイマー録音もできます。

登録局選択のボタンで、前後の頭出しもできます。
曲戻りの時、曲数より多い回数のときは
先頭から再生します。

消去ヘッドはマグネット消去方式より消去ノイズの少ない
AC消去ヘッドを使用しています。
左側にテープガイドがついています。

再生/録音ヘッドは両側にテープガイドがついています。
アジマス調整ネジは無いように見えます。
アジマス調整はしない構造かもしれません。

ピンチローラーは、全盛期のピンチローラーより
直径が小さくなっています。

ヘッドクリーニングモード時は、
ピンチローラーはキャプスタンに接触して回転しています。
テープスピードとアジマスの測定

画像をクリックすると動画を再生します。

GX-Z9100で録音した3kHzのテープスピード調整用テストテープ
を再生しました。
わずかに遅いですが、大きな回転ムラはないようです。 

画像をクリックすると動画を再生します。

A・BEX TEST TAPE TCC-153 Azimuth 10kHzの
テープを再生しました。
位相は180度のようですが、レベル変動は少ないです。
基準レベル信号の録音実験

自作のテスト信号用CDを使用します。
1. 315Hz/0dB/10秒、11.315Hz/-10dB/10秒、
21. 315Hz/-20dB/10秒、31. 315Hz/-30dB/10秒、
41. 315Hz/-40dB/10秒
を使用します。

画像をクリックすると動画を再生します。
 
CFD-S401にCDをプログラム再生にして、
マクセルURのカセットテープに録音します。
録音したテープを整備したSONY TC-K5で再生します。
もう一度巻戻して、アジマスを測定します。
CFD-S401の録音レベルは、
自動録音レベル調整です。
入力レベルが高い場合は大きく振れから下がってきます。
入力レベルが低い場合は、少しづつ上がってから安定します。
基準レベルテープとして録音レベルの設定は、
何度も入力レベル調整をして確認する作業が必要です。
アジマス調整用信号の録音実験

画像をクリックすると動画を再生します。
 
50. 6.3kHz/-10dB/6分 アジマス調整用
51. 8kHz/-10dB/6分 アジマス調整用
52. 10kHz/-10dB/6分 アジマス調整用

を使用します。
CFD-S401にCDを10秒ぐらい再生にして、
マクセルURのカセットテープに録音します。
録音したテープを整備したSONY TC-K5で再生し
アジマスを測定します。
A・BEX TEST TAPE TCC-153 Azimuth 10kHzの
テープを再生した時と同じ位相で180度になります。
現行のCDラジカセのカセットメカでも、
信号を録音して測定してみるとまずまず安定しています。
ステレオヘッドだけでなくモノラルヘッドの機種も
いつか実験してみたいです。
カセットテープの品質にもよりますが、
工夫次第で:CDラジカセでもテストテープは
自作できるかもしれません。
使えるカセットメカがどのくらいあるかはわかりません。

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