カセット用テストテープを作るPart5

2015年11月1日作成開始 2016年12月15日更新
 
「自己録再でのアジマスの位相を測定」を追加しました。2016.12.4★
★「TC-K55をアジマス調整作業してから比較」を追加しました。2016.11.24★
★「アジマス調整用テストテープの再状態を比較」を追加しました。2016.11.24★

★「アジマス調整用テストテープ製作デッキの選択」を追加しました。2016.11.24★

アジマス調整用テストテープ製作用デッキの選択
(2015年11月1日 2016年11月24日更新)
「カセット用テストテープを作るPart4」で、効率化したテストテープの製作実験をしました。
そして、2016年8月18日からオリジナル商品としての再販を始めました。
テストテープの自作に使用しているステレオカセットデッキのGX-Z9100は、
専門業者に整備してもらっているので基準デッキとして使用しています。
しかし、3ヘッドデッキでコンビネーションのフェライトヘッドステレオヘッドを使用していますので、
ヘッドの組み立て工作精度によりアジマスの位相合わせには限界があり、
位相合わせ調整用のアジマス用テストテープを作るにはあまり向きません。
また、業務用と同じフルトラックヘッドは民生用カセットデッキにはありません。
モノラルトラックを二つに分けてステレオにする規格であるカセットテープなので、
入手できるヘッドでフルトラックに近いものとなるとモノラルトラックのヘッドが使えるかもしれません。
位相合わせを考えると、録音と再生を同じヘッドで行うモノラルの2ヘッドが良い事になります。
ステレオヘッドとモノラルヘッドで、アジマス調整用テープ製作の比較作実験をしてみます。

基本は2ヘッドですが、録音同時再生出来るモニター用再生ヘッドがあります。
TC-5000という3ヘッドのビジネスデンスケです。

フェライトモノラル録再ヘッド、録音同時再生モニター用ヘッド、AC消去ヘッドを使用しています。

次に録音状態にして、録音同時再生モニターをしてみます。
ライン入力からCDの音を入れます。
録音同時再生モニターは、周波数帯域が狭い音になっています。
同時再生モニターのヘッドは録音の簡易的な確認用の音質で、
厳密な録音のレベルチェックには使用できそうもありません。

カセットメカはテストテープ製作用としての安定走行は難しそうです。
基板にはソリッド抵抗が使われていますので交換が必要です。
かなりの電子部品交換も必要になってしまうので、テストテープ製作のデッキ候補から外します。

TCM-5000EVの録音時の再生ヘッドのモニター音は、TC-5000よりノイズが大きいです。
メカのテストテープ製作用としての安定性や操作性も含めて候補から外しました。

TCM-2220は、メカのテストテープ製作用としての安定性で候補から外しました。

TCM-2500は、部品取り機を含め2台あります。
FG付DCサーボモーターで、ワウ・フラッター0.09%(WRMS)。
現在も動作品で使用しているもので録音テストをしてみました。
テストテープ製作用としては、使えそうですが微妙なところです。
部品取り機をヘッド交換して整備をしようかとおもいましたが、
他の安定走行のメカで実験してみます。

TCM-3000は、部品取り機を含め2台あります。
FG付周波数制御DCサーボモーターで、ワウ・フラッター0.08%(WRMS)。
未整備品ですので、TC-2500で実験してみました。

SONYのCF-1900のモノラルフェライトヘッドを取り外して実験してみます。

部品取り機のTC-2500のF&Fヘッドとモノラルフェライトヘッドの比較。

SONYのヘッドは、取り付けネジの位置が標準サイズのヘッドと違います。
同じSONYの機種での交換しかできません。

整備したTC-K55に、モノラルヘッドを取り付けて実験をしてみます。
BSLグリーンモーター採用の2モーターで、ワウメフラッター0.04%の高精度メカです。
TC-K55のS&Fヘッド。

TC-K55のS&Fヘッド。

TC-K55のS&Fヘッドとモノラルフェライトヘッドの比較。

TC-K55にモノラルフェライトヘッドを取り付けて実験しました。
回路変更をしないと使用できないので、バイアスレベルや録音イコライザー回路。
バイアストラップ回路やピーキングコンデンサーの変更。
ヘッドから発振音がするので、ダンプ抵抗を取り付けるなど、
色々回路を変更しましたがモノラルヘッドに交換は難しいようです。
315Hzは良いのですがアジマス用の6kHz以上は、
録音レベルがとても低くなり、色々回路変更して実験してみましたが使用できませんでした。
315Hzを録音して、GX-Z9100で再生すると左チャンネルが1dB以上高くなってしまいます。
モノラルトラックとステレオトラックの互換性の問題かもしれません。
トラック幅が影響するのでしょうか、以前から気になっていた現象てす。
S&Fヘッドと回路を元に戻しました。
TAPEXの6.3kHzアジマス調整テープに合わせました。
マクセルUL 10分テープに、6.3kHzを録音してアジマス調整用テストテープを作りました。

ナショナルのRQ-560です。
モノラルのホットプレスフェライトヘッドを使用しています。
AUX端子もあり一応録音再生できますので、マクセルUR 30分に6.3kHzを録音してみます。
アジマス調整用テストテープの再生状態を比較
(2016年11月24日 2016年12月15日更新)

パソコンのフリーソフトで、ハンディ・オシロスコープを使用してみます。
リサージュも表示できます。

比較に使用するアジマス調整用テストテープ。
左側上、GX-Z9100で製作。
左側中、TC-K55で製作。
左側下、RQ-560で製作。
右側上、TAPEX 6.3kHzアジマス調整用。
右側中、A・BEX 8kHzアジマス調整用 (新品未使用)。
右側下、A・BEX 10kHzアジマス調整用。
メーカー製のテストテープでも、
同じメーカーの同じ周波数であっても製作時の録音機器により違いがあります。
すべてが全く同じに製作されていません。

GX-Z9100を整備した時のアジマス調整時のオシロスコープの位相。
左が調整前、右が調整後。
この後テストする画像では、調整時と同じテープではないため、
メーカー製テストテープでも誤差があることがわかります。

WM-D6Cのサービスガイド
最大出力で、リサージュが同相から90度までの範囲に合わせます。
最大出力で左右違う位置になる場合は、出力の一致する点に合わせます。
ただし、うまく合わすことのできないヘッドもありますので、
その時は交換が必要になることもあります。

GX-Z9100で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。
自己録音再生で位相を見ると、コンビネーションヘッドの誤差があるのがわかります。
GX-Z9100で製作したアジマス調整用テープは、録音ヘッドの位置が基準になります。

TC-K55で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

RQ-560で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
テープスピード偏差により周波数はずれています。
静止画をクリックすると動画を再生します。
左チャンネルのレベルが高くなっています。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

A・BEXの8kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

A・BEXの10kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
GX-Z9100で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
TC-K55で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
RQ-560で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
テープスピード偏差により周波数はずれています。
静止画をクリックすると動画を再生します。
左チャンネルのレベルが高くなっています。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
A・BEXの8kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
A・BEXの10kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。
TC-K55をアジマス調整作業してから比較
(2016年11月24日)

GX-Z9100で製作した6.3kHzアジマス調整用テープで調整します。
静止画をクリックすると動画を再生します。

RQ-560で製作した6.3kHzアジマス調整用テープで調整します。
テープスピード偏差により周波数はずれています。
静止画をクリックすると動画を再生します。
左チャンネルのレベルが高くなっています。

A・BEXの8kHzアジマス調整用テープで調整しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

A・BEXの8kHzアジマス調整用テープで調整した後に、
GX-Z9100で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

A・BEXの8kHzアジマス調整用テープで調整した後に、
TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55で製作した
6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

左がS&Fヘッド、右がモノラルフェライトヘッド。
テープガイドの位置は同じです。
モノラルヘッドのテープガイドを少しずらすことで、
記録できるトラックの幅が調整できると良いのですが難しいと思います。
実験の結果、モノラルヘッドでは位相合わせのアジマス調整には使用できます。
基準レベル用だと、ステレオヘッドで再生すると左チャンネルのレベルが大きくなってしまいます。
こうなると耐久性を考えて、ステレオのF&Fヘッドが良いのか悩みます。
更に実験をしてみる必要があるか検討してみます。
自己録再でのアジマスの位相を測定
(2016年12月4日)

3ヘッドデッキと2ヘッドデッキで、自己録再でのアジマスの位相を測定してみます。
315Hz、6.3kHz、8kHz、10kHzで30秒のWAVファイルを製作しました。
WAVファイルをリニアPCMレコーダーで再生します。

使用テープは、TDK ADです。
各デッキの基準レベルで録音してから再生します。

画像をクリックすると動画を再生します。
3ヘッドデッキ A&D GX-Z9100での自己録再のアジマス位相測定。

画像をクリックすると動画を再生します。
3ヘッドデッキ Lo-D D-2200MBでの自己録再のアジマス位相測定。

画像をクリックすると動画を再生します。
3ヘッドデッキ Victor TD-V711での自己録再のアジマス位相測定。

画像をクリックすると動画を再生します。
3ヘッドデッキ EXCELIA XK-009での自己録再のアジマス位相測定。

画像をクリックすると動画を再生します。
2ヘッドデッキ SONY TC-K4での自己録再のアジマス位相測定。
2ヘッドのため、録音後に巻き戻してからの再生画像です。

画像をクリックすると動画を再生します。
2ヘッドデッキ SONY TC-K4での自己録再のアジマス位相測定。
2ヘッドのため、録音後に巻き戻してからの再生画像です。
位相合わせでのアジマス調整用テープの製作実験開始予定
販売も予定


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