カセット用テストテープを作るPart5

2015年11月1日作成開始 2021年1月29日更新

★「6.3kHz/8kHz/10kHz/リサージュ図形用アジマス調整テストテープの確認用」に追加しました。 2018年12月2日★

アジマス調整用テストテープ製作用デッキの選択
(2015年11月1日 2016年11月24日更新)
「カセット用テストテープを作るPart4」で、効率化したテストテープの製作実験をしました。
そして、2016年8月18日からオリジナル商品としての再販を始めました。
テストテープの自作に使用しているステレオカセットデッキのGX-Z9100は、
専門業者に整備してもらっているので基準デッキとして使用しています。
しかし、3ヘッドデッキでコンビネーションのフェライトヘッドステレオヘッドを使用していますので、
ヘッドの組み立て工作精度によりアジマスの位相合わせには限界があり、
位相合わせ調整用のアジマス用テストテープを作るにはあまり向きません。
また、業務用と同じフルトラックヘッドは民生用カセットデッキにはありません。
モノラルトラックを二つに分けてステレオにする規格であるカセットテープなので、
入手できるヘッドでフルトラックに近いものとなるとモノラルトラックのヘッドが使えるかもしれません。
位相合わせを考えると、録音と再生を同じヘッドで行うモノラルの2ヘッドが良い事になります。
ステレオヘッドとモノラルヘッドで、アジマス調整用テープ製作の比較作実験をしてみます。

基本は2ヘッドですが、録音同時再生出来るモニター用再生ヘッドがあります。
TC-5000という3ヘッドのビジネスデンスケです。

フェライトモノラル録再ヘッド、録音同時再生モニター用ヘッド、AC消去ヘッドを使用しています。

次に録音状態にして、録音同時再生モニターをしてみます。
ライン入力からCDの音を入れます。
録音同時再生モニターは、周波数帯域が狭い音になっています。
同時再生モニターのヘッドは録音の簡易的な確認用の音質で、
厳密な録音のレベルチェックには使用できそうもありません。

カセットメカはテストテープ製作用としての安定走行は難しそうです。
基板にはソリッド抵抗が使われていますので交換が必要です。
かなりの電子部品交換も必要になってしまうので、テストテープ製作のデッキ候補から外します。

TCM-5000EVの録音時の再生ヘッドのモニター音は、TC-5000よりノイズが大きいです。
メカのテストテープ製作用としての安定性や操作性も含めて候補から外しました。

TCM-2220は、メカのテストテープ製作用としての安定性で候補から外しました。

TCM-2500は、部品取り機を含め2台あります。
FG付DCサーボモーターで、ワウ・フラッター0.09%(WRMS)。
現在も動作品で使用しているもので録音テストをしてみました。
テストテープ製作用としては、使えそうですが微妙なところです。
部品取り機をヘッド交換して整備をしようかとおもいましたが、
他の安定走行のメカで実験してみます。

TCM-3000は、部品取り機を含め2台あります。
FG付周波数制御DCサーボモーターで、ワウ・フラッター0.08%(WRMS)。
未整備品ですので、TC-2500で実験してみました。

SONYのCF-1900のモノラルフェライトヘッドを取り外して実験してみます。

部品取り機のTC-2500のF&Fヘッドとモノラルフェライトヘッドの比較。

SONYのヘッドは、取り付けネジの位置が標準サイズのヘッドと違います。
同じSONYの機種での交換しかできません。

整備したTC-K55に、モノラルヘッドを取り付けて実験をしてみます。
BSLグリーンモーター採用の2モーターで、ワウメフラッター0.04%の高精度メカです。
TC-K55のS&Fヘッド。

TC-K55のS&Fヘッド。

TC-K55のS&Fヘッドとモノラルフェライトヘッドの比較。

TC-K55にモノラルフェライトヘッドを取り付けて実験しました。
回路変更をしないと使用できないので、バイアスレベルや録音イコライザー回路。
バイアストラップ回路やピーキングコンデンサーの変更。
ヘッドから発振音がするので、ダンプ抵抗を取り付けるなど、
色々回路を変更しましたがモノラルヘッドに交換は難しいようです。
315Hzは良いのですがアジマス用の6kHz以上は、
録音レベルがとても低くなり、色々回路変更して実験してみましたが使用できませんでした。
315Hzを録音して、GX-Z9100で再生すると左チャンネルが1dB以上高くなってしまいます。
モノラルトラックとステレオトラックの互換性の問題かもしれません。
トラック幅が影響するのでしょうか、以前から気になっていた現象てす。
S&Fヘッドと回路を元に戻しました。
TAPEXの6.3kHzアジマス調整テープに合わせました。
マクセルUL 10分テープに、6.3kHzを録音してアジマス調整用テストテープを作りました。

ナショナルのRQ-560です。
モノラルのホットプレスフェライトヘッドを使用しています。
AUX端子もあり一応録音再生できますので、マクセルUR 30分に6.3kHzを録音してみます。
アジマス調整用テストテープの再生状態を比較
(2016年11月24日 2016年12月15日更新)

パソコンのフリーソフトで、ハンディ・オシロスコープを使用してみます。
リサージュも表示できます。

比較に使用するアジマス調整用テストテープ。
左側上、GX-Z9100で製作。
左側中、TC-K55で製作。
左側下、RQ-560で製作。
右側上、TAPEX 6.3kHzアジマス調整用。
右側中、A・BEX 8kHzアジマス調整用 (新品未使用)。
右側下、A・BEX 10kHzアジマス調整用。
メーカー製のテストテープでも、
同じメーカーの同じ周波数であっても製作時の録音機器により違いがあります。
すべてが全く同じに製作されていません。

GX-Z9100を整備した時のアジマス調整時のオシロスコープのリサージュ図形の位相。
左が調整前、右が調整後。
この後テストする画像では、調整時と同じテープではないため、
メーカー製テストテープでも誤差があることがわかります。

WM-D6Cのサービスガイド
最大出力で、リサージュ図形(波形)が同相から90度までの範囲に合わせます。
最大出力で左右違う位置になる場合は、出力の一致する点に合わせます。
ただし、うまく合わすことのできないヘッドもありますので、
その時は交換が必要になることもあります。

GX-Z9100で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。
自己録音再生で位相を見ると、コンビネーションヘッドの誤差があるのがわかります。
GX-Z9100で製作したアジマス調整用テープは、録音ヘッドの位置が基準になります。

TC-K55で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

RQ-560で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
テープスピード偏差により周波数はずれています。
静止画をクリックすると動画を再生します。
左チャンネルのレベルが高くなっています。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

A・BEXの8kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

A・BEXの10kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
GX-Z9100で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
TC-K55で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
RQ-560で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
テープスピード偏差により周波数はずれています。
静止画をクリックすると動画を再生します。
左チャンネルのレベルが高くなっています。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
A・BEXの8kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55です。
A・BEXの10kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。
TC-K55をアジマス調整作業してから比較
(2016年11月24日)

GX-Z9100で製作した6.3kHzアジマス調整用テープで調整します。
静止画をクリックすると動画を再生します。

RQ-560で製作した6.3kHzアジマス調整用テープで調整します。
テープスピード偏差により周波数はずれています。
静止画をクリックすると動画を再生します。
左チャンネルのレベルが高くなっています。

A・BEXの8kHzアジマス調整用テープで調整しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

A・BEXの8kHzアジマス調整用テープで調整した後に、
GX-Z9100で製作した6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

A・BEXの8kHzアジマス調整用テープで調整した後に、
TAPEXの6.3kHzアジマス調整用テープで調整したTC-K55で製作した
6.3kHzアジマス調整用テープを再生しました。
静止画をクリックすると動画を再生します。

左がS&Fヘッド、右がモノラルフェライトヘッド。
テープガイドの位置は同じです。
モノラルヘッドのテープガイドを少しずらすことで、
記録できるトラックの幅が調整できると良いのですが難しいと思います。
実験の結果、モノラルヘッドでは位相合わせのアジマス調整には使用できます。
基準レベル用だと、ステレオヘッドで再生すると左チャンネルのレベルが大きくなってしまいます。
こうなると耐久性を考えて、ステレオのF&Fヘッドが良いのか悩みます。
更に実験をしてみる必要があるか検討してみます。
自己録再でのアジマスの位相を測定
(2016年12月4日)

3ヘッドデッキと2ヘッドデッキで、自己録再でのアジマスの位相を測定してみます。
315Hz、6.3kHz、8kHz、10kHzで30秒のWAVファイルを製作しました。
WAVファイルをリニアPCMレコーダーで再生します。

使用テープは、TDK ADです。
各デッキの基準レベルで録音してから再生します。

画像をクリックすると動画を再生します。
3ヘッドデッキ A&D GX-Z9100での自己録再のアジマス位相測定。

画像をクリックすると動画を再生します。
3ヘッドデッキ Lo-D D-2200MBでの自己録再のアジマス位相測定。

画像をクリックすると動画を再生します。
3ヘッドデッキ Victor TD-V711での自己録再のアジマス位相測定。

画像をクリックすると動画を再生します。
3ヘッドデッキ EXCELIA XK-009での自己録再のアジマス位相測定。

画像をクリックすると動画を再生します。
2ヘッドデッキ SONY TC-K4での自己録再のアジマス位相測定。
2ヘッドのため、録音後に巻き戻してからの再生画像です。

画像をクリックすると動画を再生します。
2ヘッドデッキ SONY TC-K4での自己録再のアジマス位相測定。
2ヘッドのため、録音後に巻き戻してからの再生画像です。
maxell UR-10Mのテスト
(2017年4月30日)
 
2017年3月に、maxell UR-10L、20L、30L、46L、60L、90L、maxell UL-10、maxell UL-60、maxell UL-90が生産終了になりました。
新しく、maxell UR-10M、20M、30M、46M、60M、90Mが発売になりました。
「カセット用テストテープを作るpart4」では、録音レベルのテストをしています。
「カセット用テストテープを作るpart5」では、自己録再でのアジマスの位相のテストをします。
315Hz、6.3kHz、8kHz、10kHzで30秒のWAVファイルを録音してから再生をしています。

GX-Z9100で録音した後、巻き戻して再生をしています。
画像をクリックすると動画を再生します。

TC-K55で録音した後、巻き戻して再生しています。
画像をクリックすると動画を再生します。
SONY TC-K5でのアジマス調整用テストテープの再生比較
(2017年5月11日)

リサージュ図形で位相がみられるようにPCオシロスコープを接続します。
6.3kHz、8kHz、10kHzのテストテープを、バックテンショントルクを変えて再生比較します。

化粧板を外します。

シングルキャプスタンのメカです。
バックテンショントルクを変えることで、再生時の変化を比較します。

バックテンションレバーを、サプライ側のリール台に接触させる構造です。

テープ再生時にはバックテンションレバーが、サプライ側のリール台にこのように接触します。
バックテンションレバーのスプリングの位置を変えることで、
バックテンショントルクを変えられます。

引掛け位置の溝が4つ左側にあります。
外側ほどバックテンショントルクが強くなります。
溝より内側に固定されていました。

バックテンショントルクが弱い溝の位置。
引掛け位置1。

引掛け位置2。

引掛け位置3。

バックテンショントルクが強い溝の位置。
引掛け位置4。

画像をクリックすると動画を再生します。
6.3kHzのテストテープを、バックテンショントルクを変えて再生します。
バックテンショントルクが強い溝の位置 (引掛け位置4) で、アジマス調整をしてから比較再生をしています。

画像をクリックすると動画を再生します。
8kHzのテストテープを、バックテンショントルクを変えて再生します。
バックテンショントルクが強い溝の位置 (引掛け位置4) で、アジマス調整をしてから比較再生をしています。

画像をクリックすると動画を再生します。
10kHzのテストテープを、バックテンショントルクを変えて再生します。
バックテンショントルクが強い溝の位置 (引掛け位置4) で、アジマス調整をしてから比較再生をしています。
315Hz、6.3kHz、8kHz、10kHzの各30秒の信号を、バックテンショントルクを変えての自己録再比較

新しいマクセルUR-10Mを使用。

画像をクリックすると動画を再生します。
バックテンショントルクを引掛け位置を変えて録音した信号の比較再生。
バックテンションが強い溝の位置 (引掛け位置4) で、10kHzでアジマス調整をしてから比較再生をしています。
0VUで録音しています。
10kHzなどの高い周波数は、録音レベルが高すぎたようです。
入力と出力の差が、どう変わるか調べる必要があります。
6.3kHz、8kHz、10kHzの信号の録音レベルと再生レベルの比較

画像をクリックすると動画を再生します。
VUメーターの+4VU(0dB)から、-10VU(-14dB)まで1dBステップの5秒間隔でレベルを下げた6.3kHzの信号です。
6.3kHzは、入力に対して出力が大きくなりました。
6.3kHzは8kHzとほぼ同じ再生レベルになる録音レベルにします。
6.3kHzは-5VUでの録音レベルにします。

画像をクリックすると動画を再生します。
VUメーターの+4VU(0dB)から、-10VU(-14dB)まで1dBステップの5秒間隔でレベルを下げた8kHzの信号です。
8kHzは-4VUでの録音レベルがよさそうです。

画像をクリックすると動画を再生します。
VUメーターの+4VU(0dB)から、-10VU(-14dB)まで1dBステップの5秒間隔でレベルを下げた10kHzの信号です。
10kHzは-7VUでの録音レベルがよさそうです。
6.3kHz、8kHz、10kHzの信号を適正録音レベルにして、バックテンショントルクを変えて自己録再比較。

画像をクリックすると動画を再生します。
バックテンショントルクを一番弱い引掛け位置1で、
6.3kHzと8kHzと10kHzのA面とB面の再生時の位相を比較。
6.3kHzは-5VU、8kHzは-4VU、10kHzは-7VUで録音レベルを設定。
画像を確認したところ、6.3kHzの再生レベルが少し低くなっていました。
6.3kHzの録音レベルが-7VUで録音していたようです。

画像をクリックすると動画を再生します。
バックテンショントルクを引掛け位置2で、
6.3kHzと8kHzと10kHzのA面とB面の再生時の位相を比較。
6.3kHzは-5VU、8kHzは-4VU、10kHzは-7VUで録音レベルを設定。
8kHzがA面とB面の差が大きいので、A面に再度録音しなおして変化を調べました。
A面とB面の録音再生の結果は同じでしたので、テープの個体差によるものが原因のようです。

画像をクリックすると動画を再生します。
バックテンショントルクを引掛け位置3で、
6.3kHzと8kHzと10kHzのA面とB面の再生時の位相を比較。
6.3kHzは-5VU、8kHzは-4VU、10kHzは-7VUで録音レベルを設定。

画像をクリックすると動画を再生します。
バックテンショントルクを引掛け位置4で、
6.3kHzと8kHzと10kHzのA面とB面の再生時の位相を比較。
6.3kHzは-5VU、8kHzは-4VU、10kHzは-7VUで録音レベルを設定。

アジマスは10kHzで調整してから、ペイントロックをしておきます。

化粧板を取り付けて、テープスピード、再生レベル、録音感度を再度確認して調整します。
数日にわたって録音再生のテストをしました。
バックテンショントルクや周波数での違いを測定してみましたが、
テープの個体差によるA面とB面の差もあり、
位相を比較することによっていろいろ変わることが分かりました。

どうやらバックテンショントルクは、
テープの個体差と周波数で引掛け位置を変える必要があるかもしれません。
もう少し録音と再生をして調べてみます。


位相合わせでのアジマス調整用テストテープは製作できました。
位相ができるだけ直線になる面にラベルを張って、使用する面が分かるようににします。

 
テープは変えずに、周波数とバックテンショントルクを変えて測定
2017年5月14日

再調整が終わったTC-K5で実験をします。
今までの実験でわかった事は、テープと周波数とバックテンショントルクの3つの組み合わせでいろいろ変化しました。
新しいマクセルURテープのテストも兼ねていたので、10本全部を使って測定していました。
再調整後にテープを変えないで録音テストをしていると、
A面とB面で周波数によって再生時に直線に近くなる状態に違いが出ました。
今度はテープを変えないという、条件を一つだけ変えないでテストをしてみます。

画像をクリックすると動画を再生します。

テープを変えずに録音します。
6.3kHzは-5VUで録音レベルを設定。
再生時は-4VU付近から-3VU付近になります。
引掛け位置1
から引掛け位置4までの、4段階のバックテンショントルクで録音と再生をします。
A面とB面の録音してから、再生時の位相を比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

テープを変えずに録音します。
8kHzは-4VUで録音レベルを設定。
再生時は-5VU付近から-3VU付近になります。

引掛け位置1から引掛け位置4までの、4段階のバックテンショントルクで録音と再生をします。
A面とB面の録音してから、再生時の位相を比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

テープを変えずに録音します。
10kHzは-7VUで録音レベルを設定。
再生時は-10VU付近になります。
引掛け位置1
から引掛け位置4までの、4段階のバックテンショントルクで録音と再生をします。
A面とB面の録音してから、再生時の位相を比較。
6.3kHz/リサージュ図形用アジマス調整テストテープの製作
(2017年5月20日)

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを変えて録音したテストテープのA面再生比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを変えて録音したテストテープのB面再生比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

テープの個体差とバックテンショントルクによる位相差の違いをを比較するには、
ビデオで撮影して比較をすると分かりやすいです。

バックテンショントルクは引掛け位置3が良さそうだったので、引掛け位置3で再度録音し直します。
画像は、バックテンショントルクを引掛け位置3で再度録音したAB面再生の比較。
6.3kHz/リサージュ図形用アジマス調整テストテープ2本目の製作
(2017年5月28日)

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを変えて録音したテストテープのA面再生比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを変えて録音したテストテープのB面再生比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを引掛け位置1と引掛け位置2に変えて録音したテストテープのA面とB面再生比較。
再録音を引掛け位置1で録音したところ1回目の録音より良くありませんでした。
同じテープと同じ引掛け位置でも、録音回数で位相が変わることがありました。
引掛け位置2で再録音したところ、B面が引掛け位置1よりも位相が等しい状態になりました。
6.3kHz/リサージュ図形用アジマス調整テストテープ3本目の製作
(2017年6月3日)

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを変えて録音したテストテープのA面再生比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを変えて録音したテストテープのB面再生比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

今回は、引掛け位置4で録音した状態が良さそうでした。
バックテンショントルクを引掛け位置4で録音したテープを
引掛け位置2で再生したテープのA面とB面再生比較。
6.3kHz/リサージュ図形用アジマス調整テストテープ4本目の製作
(2017年6月16日)

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを変えて録音したテストテープのA面再生比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクを変えて録音したテストテープのB面再生比較。

画像をクリックすると動画を再生します。

バックテンショントルクは引掛け位置3が良さそうだったので、引掛け位置3で再度録音し直します。
画像は、バックテンショントルクを引掛け位置3で再度録音したAB面再生の比較。
★リサージュ図形用アジマス調整テストテープの製作手順★



 @TC-K5の走行系クリーニングと消磁をする。
 A6.3kHzは-5VU、8kHzは-4VU、10kHzは-7VUで録音レベルを設定。
 Bバックテンショントルクを一番弱い位置に設定する。
 C録音する周波数のWAVファイルを再生して録音する。
 DA面とB面のを録音が終わったら、再生して位相の直線に近い状態がどのくらいあるか確認する。
 E続けてバックテンショントルクを一段づつ強くして同じように録音と再生をする。
 F4段階のバックテンショントルクて一番良かった状態で、再度録音をしてから位相を確認する。
 Gレベル変動の安定している面にラベルを張ります。
 H誤消去防止の爪を折り、ラベルを貼ります。
 Iケースにインデックスカードとテープを入れ、クリアパックに入れます。

 これが1本製作する作業工程です。
 テープの状態と周波数で作業工程の回数が多少違います。
 テープの個体差があるため、5回の録音作業は必要になります。
 出来る限り直線になるように追い込んで調整する作業が続きます

 
 この方法は整備されたカセットデッキと測定機器があれば、どなたでも数本は苦もなく製作出来るかと思います。
 製作工程の説明や実験結果の数が沢山ありますが、実際は規準信号を録音・再生して測定しているだけの作業です。
 同じようにやればどなたでもできる作業ですが、精度を追求してやればやるほど大変なことに気づくだけです。
 業務用テストテープは、カセットデッキと市販のカセットテープでは製作していません。
 オープンリールのような大型の録音デッキと、業務用テストテープのために厳選されたテープ(パンケーキ)を使用します。
 録音デッキメカの精度と録音テープの品質と性能に大きな差があります。
 市販のカセットデッキとテープを使用しての製作は、どんなに整備されたカセットデッキでも業務用と同じ精度に
 製作できません。
 SONY TC-K5を10kHz A・BEX アジマス調整用テストテープで調整して製作しています。
 ステレオカセットデッキで作ったテストテープを、業務用テストテープと比べること自体無理があります。
 それでもある程度使えるレベルまで追い込んで実験と製作を続けました。
 自作テストテープに使用している、整備されたTC-K5が基準になります。

 

6.3kHz/8kHz/10kHz/リサージュ図形用アジマス調整テストテープの確認用
(2017年6月25日、2018年12月2日更新)

新しい画像を追加すると、古い画像は消去します。
 
画像をクリックすると動画を再生します 

6.3kHzのAB面再生比較
(2018年12月2日)

8kHzのAB面再生比較
(2018年7月6日)

10kHzのAB面再生比較
(2018年11月12日)


カセット用テストテープを作るPart1へ

カセット用テストテープを作るPart2へ

カセット用テストテープを作るPart3へ

カセット用テストテープを作るPart4へ

カセット用テストテープを作るPart6へ

70年代、80年代のラジオ・ラジカセの使いこなし★テープスピード調整★へ

オーディオ実験研究室のトップページへ  ナマロク・生録のトップページへ

オーディオミニ博物館のトップページへ  ラジオ・ラジカセミニ博物館のトップページへ