ラジオ・ラジカセミニ博物館
Victor RC-M70の修理
METAL CASSETTER RC-M70
修理未経験者や初級者向けの細かい工程の説明はしていません、
基礎知識があり修理経験豊富な方が修理してください。
万一修理を失敗しても、自己責任でお願いいたします。
★修理専門業者ではないので、修理依頼はお受けしていません★
カセットホルダーに販売時のシールが張ってあったのを入手。 一応動作しますが、少し接触不良があります。 部品交換をしないで、測定器も使わない簡易メンテナンスをします。 |
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注意事項 スイッチやボリュームなどの接点の洗浄には、電子機器用の接点洗浄剤と接点復活剤を必ず使用してください。 CRCなどの防錆・潤滑剤は、スイッチやボリュームやメカ部分には決して使用しないでください。 ゴムや樹脂部品などが劣化して故障します。 |
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分解 | |
ツマミを取り外します。 カセットホルダーも開けておきます。 裏キャビネットのネジをはずして、中にある基板がついているフレームのネジを取り外します。 上面パネルをはずし選曲ボタンのツマミをはずします。 |
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ネジをビニール袋にメモと一緒に入れておくと間違えません。 表キャビネットからきているケーブルをはずして、中のフレームを取り出します。 |
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基板のついたフレームです。 写真左は表側、写真右は裏側。 |
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カセットのメンテナンス | |
今回はゴムベルトは交換しません。 ベルトやゴム部品などのをヘッドクリーニングキットのラバークリーナーで拭きます。 ヘッドや走行系の清掃をします。 このカセットメカは、RC-838とほぼ共通のです。 ベルトやピンチローラーの交換をする場合は、「Victor RC-838の修理」を参考にしてください。 |
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スイッチのメンテナンス | |
写真左のプッシュスイッチは、軸の付け根に接点洗浄剤を吹きかけ、何度かスイッチを動かした後に接点復活剤を吹きかけます。 写真右のスライドスイッチは、横から接点の隙間に接点洗浄剤を吹きかけ、何度かスイッチを動かした後に接点復活剤を吹きかけます。 |
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写真左の録音・再生切換えスイッチは、横から接点の隙間に接点洗浄剤を吹きかけ、何度かスイッチを動かした後に接点復活剤を吹きかけます。 写真右の入力切替スイッチは、同じく接点の隙間に接点洗浄剤を吹きかけ、何度かスイッチを動かした後に接点復活剤を吹きかけます。 |
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ボリュームのメンテナンス | |
写真左は、スライドボリュームの隙間に接点洗浄剤を吹きかけます。 写真右は、ベビー用綿棒で綺麗になるまで何度も繰り返してふき取ります。 綺麗になったら、接点復活剤を塗り間吹きかけます。 |
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ボリュームは表から軸に接点復活剤を吹きかけても効果ありません。 裏側から金属フレームの隙間から吹きかけます。 接点洗浄剤を吹きかけ、何度かツマミを動かした後に接点復活剤を吹きかけます。 写真右のボリームの裏についているスイッチの中にも接点洗浄剤を吹きかけ、何度かスイッチを動かした後に接点復活剤を吹きかけます。 |
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2連ボリュームも金属フレームの前後の隙間から吹きかけます。 接点洗浄剤を吹きかけ、何度かツマミを動かした後に接点復活剤を吹きかけます。 |
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チューナーのメンテナンス | |
チューナー基板です。 FM/AMとも実際の受信周波数が、周波数表示より高い方にずれています。 |
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FMの簡易周波数合わせ方法 AFCスイッチを切ります。 放送を受信します。 次にバリコン(白い四角い箱)のそばにあるコイルに指を振れて、受信周波数がずれるのがOSC(局発)です。 このコイルを調整して、目的の放送と周波数目盛を合わせます。 樹脂製か木製か竹製のドライバーを使用します。 金属製は近づけるだけでずれるで使用できません。 非常にもろく割れやすいので慎重に少しずつ回します。 FMステレオ受信の再調整は、「Victor RC-M60の修理」を参考にしてください。 |
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AMの簡易周波数合わせ方法 放送を受信します。 次にバリコン(白い四角い箱)のそばにあるシールドケースに入った赤い色をしたコイルがOSC(局発)です。 このコイルを調整して、目的の放送と周波数目盛を合わせます。 樹脂製か木製か竹製のドライバーを使用します。 金属製は近づけるだけでずれるで使用できません。 非常にもろく割れやすいので慎重に少しずつ回します。 |
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組み立て時の注意 | |
RC-M70は、組み立て時にダイヤル指針と糸の樹脂パーツの位置あわせをしないと、ダイヤル指針が動かせません。 この位置が合わせ易いです。 後は分解と逆の手順で組み立てます。 |