ラジオ・ラジカセミニ博物館

SHARP GF-919の修理



THE SEARCHER-W 919

修理未経験者や初級者向けの細かい工程の説明はしていません、
基礎知識があり修理経験豊富な方が修理してください。
万一修理を失敗しても、自己責任でお願いいたします。

★修理専門業者ではないので、修理依頼はお受けしていません★

カセット部の修理
GF-919は、GF-909との色違いで、基本的に同じです。
修理依頼品で、最初の状態は大変汚れていて右側からの音が出ませんでした。
テープ再生が出来て、右から音が出来るように修理を始めました。

カセットはGF-909の時と同じく録音側のポーズボタンのスイッチが折れていました。
さらに、再生側の同じ型のスイッチもひとつ折れていました。
今回は、そのスイッチの交換修理です。
写真は、GF-909のスイッチです。
同じ様に折れていました。

スイッチの折れたレバーの接着は難しそうです。
別の形のスイッチと交換します。


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レバー付きのマイクロスイッチです。
接着剤を探しに行ったDIYのお店で見つけました。
大きさの比較です。
かなり近いサイズです。
厚みも一緒です。
交換してみます。
スイッチとガイドのネジを取り外します。
取り付けてみます。
ねじ穴の位置がちょうど良いみたいです。
ポーズボタンを押していないときに、レバーが押されている状態にします。
テスターで接点の接続具合を確認しながら、角度を調整して固定します。
ポーズボタンを押してみます。
レバーが上がります。

テスターで、接点が切り替わっているのを確認します。
配線を接続します。
次は、再生側のスイッチです。
壊れたスイッチは取り外します。
このスイッチの二つの穴はネジで留めてありません。
樹脂パーツでネジ穴の位置決めガイドが2本出ています。
参考になるように、スイッチを置いてみました。
このように樹脂のガイドがスイッチにはまっています。
マイクロスイッチをその上に重ねて見ます。
左側の樹脂のガイドは合いませんが、
うまく収まりそうです。
左側のガイドを取ります。
スイッチを置きます。
うまく収まりました。
基板とスイッチを接着剤で固定します。
基板から、リード線を接続をします。
カセットの折れたスイッチ交換後、ベルトとピンチローラーの交換と清掃。
ボディも丸洗いをしました。
ボリューム類の分解清掃。
スイッチの接点洗浄剤と接点復活剤処理。
スピーカーの色を黒く染め直しました。
うまく動作しているようです。


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