SONY MDR-M1ST (STEREO HEADPHONES)

2019年9月7日作成 2019年9月20日更新

SONY 業務用スタジオモニターヘッドフォン MDR-M1STのレビュー。
使用して気になる点なども書き込みたいと思います。
時間があまり取れないので、更新は少しづつになります。

2019年9月6日購入 開封

業務用なのでシンプルなパッケージデザインです。

民生用のような1年間の無償修理期間の設定がありません。

厳重な保護用パッキンはありません。

取扱説明書とヘッドホンケーブルが付属しています。

約2.5mのケーブルで、ステレオ標準プラグです。

ヘッドホン側は4極ミニプラグです。

プラグはネジが切ってあり、抜けない構造になっている。

着脱式ケーブルなので、断線時はすぐに交換できる。

イヤーパット側。

付属のケーブルと、別途購入のリケーブルMUC-S12SM1(右側)。

ステレオミニプラグの機器が多いため、リケーブルも購入。

民生用なので取扱説明書と保証書があります。

MDR-1A用だが使用可能。

ネジ止めはできない。

ビデオカメラやリニアPCMレコーダーに接続して
ちょうどよい長さの1.2m。

音を試聴してみると、MDR-V6より高音域がおとなしいです。
少しだけエージングをしてみます。

数時間後にECM-100Uのテスト録音のモニター用に使用しました。
主な仕様
形式/密閉ダイナミック
ドライバーユニット/40mm、ドーム型(CCAWボイスコイル)
最大入力/1,500mW(IEC)
インピーダンス/24Ω(1kHz)
音圧感度/103dB/mW
再生周波数帯域/5Hz〜80,000Hz
質量/約215g(ケーブル含まず)
同梱物/ステレオヘッドホン(1)
    ヘッドホンケーブル(約2.5m、ステレオ標準プラグ)(1)

MDR-V6の時のように、
FM放送やFM局間ノイズ、スピーカーエージング用ピンクノイズ
などで、1週間ほどエージングをしてみます。
エージング完了後の比較試聴
(2019年9月13日)

MDR-CD700(上左)、MDR-V6(上中)、MDR-CD999(上右)、
PCM-D10(下左)、PCM-D100(下中)、MDR-M1ST(下右)。
ナマロクした音源や、ハイレゾのサンプル音源で視聴しました。
MDR-M1STの音が近いという感じが分かりました。
重なった音の聞き分けやすさも違いがあります。
4機種の中では、頭の中での広がり感は一番少ないです。
高音域もおとなしく感じますが、高音と低音の厚みがありますので
比較すると余計感じるようです。
エージングのせいなのか、音量がアップしたように感じます。
他の3機種よりほんの少しだけ、ボリュームを下げて比較しました。
ドライバーが近くなるようにイヤーパットの形状も関係していますので、
イヤーパットを交換すると音質も変化します。
長時間使用しても疲れにい音質には感じました。
音の聴こえ方は個人差もあり好みがありますので、
スタジオモニター用だから良い音と感じるとは限りません。
使用目的に合った使い分けするのがよいかと思います。
今回の比較試聴したヘッドホンもそれぞれ個性があり、
定番のMDR-CD900STとは確かに違う傾向の音です。

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