ウインドスクリーン・ウインドジャマーの自作

2015年10月13日作成開始 2019年9月20日更新

各種マイクのウインドスクリーン・ウインドジャマーの構造

AIWA バックカットマイクロホン CM-BC1
カメラ一体型8ミリビデオCV-80同等機種用

マイク本体は金属メッシュ、
付属のウインドスクリーンはウレタンスポンジ

ウインドスクリーンのウレタンスポンジの外側に、
短い毛のような繊維を付着してある

オーディオテクニカ ガンマイク AT815
1985年4月7日と4月8日購入

マイク本体は金属メッシュ、
付属のウインドスクリーンのウレタンスポンジは加水分解

SONY ボーカルマイク F-410T
ダイナミックマイクロホン

マイク本体は金属メッシュ

金属メッシュの中はウレタンスポンジ

AZDEN ズームマイク ECM660
 

マイク本体は金属メッシュ、
付属のウインドスクリーンはウレタンスポンジ

TRIO ボーカル用エコー付きマイク MC-1E
エレクトレットコンデンサーマイクとスプリング式エコー

マイク本体は金属メッシュ
 

メツシュの中にはパンチングメタルとの二重構造
 

AZDEN ボーカル・楽器集音用マイク DX-500U
ダイナミックマイクロホン

ウインドスクリーンは2重のメッシュ

金属メッシュの中はウレタンスポンジ

民生機初の純粋コンデンサーマイク C-450
1984年10月24日購入

マイク本体は金属メッシュ
 

二重のメッシュ構造
 

Clarion EMA-025 エレクトレットコンデンサーマイクロホン
プリモ EMU-4535Mk2のOEM

ウインドスクリーンは二重のメッシュ

中にスポンジはありません

ソニー初のMSステレオマイクロホンECM-989
1983年10月30日購入

マイク本体は二重の金属メッシュ、
付属のウインドスクリーンはウレタンスポンジ

付属のウインドスクリーンはウレタンスポンジ
 

オーディオテクニカ バウンダリーマイク AT871
1991年5月18日購入

丈夫なサイズの違う二重のパンチングメタルカバー

中にはフエルト状のスクリーン

1989年11月にAIWA ワンポイントステレオマイク CM-S1
1989年11月購入

マイク本体は金属メッシュ、
付属のウインドスクリーンはウレタンスポンジ

金属メッシュの中は、横はフエルトで正面はウレタンスポンジ
 

三研マイクロホン ショットガン・ステレオマイク CSS-5
1994年購入

マイク本体は金属メッシュ

 

CSS-5のアクセサリー
WSJ-7 籠型ウインドスクリーン
GS-5 サスペンション付ハンドグリップ

籠の内部

籠の網目の間は短い毛のような繊維

籠の中に細かい網目のスクリーン
 

CSS-5のアクセサリー
WSJ-5 ウレタンジャマー(ソフタイ型)

ソフタイの中のスポンジは加水分解で粉々
 

三研マイクロホンの3メートルケーブルのマイクユニットCOS-11PT
1992年購入

マイク本体は金属メッシュ、
ウインドスクリーンは二重の金属メッシュ

B&K 4006 1990年代購入
付属のウインドスクリーンは加水分解

スタンダードクリッドはフラットな軸上特性
ブラックグリッドは高周波特性をブースト

オーディオテクニカ X-Yステレオマイクロホン BP4025
2013年3月27日購入

マイク本体は二重の金属メッシュ、
付属のウインドスクリーンはウレタンスポンジ
 

オーディオテクニカ X-Yステレオマイクロホン AT822
1996年7月7日購入
付属のウインドスクリーンは加水分解で粉々

マイク本体は二重の金属メッシュ
中のマイクカプセルはスポンジで固定

オーディオテクニカ X-Yステレオマイクロホン AT9943
2013年3月28日購入

マイク本体は金属メッシュ

付属のウインドマフ、袋状で口はゴムを使用

裏側は、ファー生地の裏が、そのままのように見えます。

SONY 業務用カメラ HXR-NX5Jに付属のガンマイク ECM-XM1

ウインドスクリーンはウレタンスポンジ、マイク本体は金属メッシュ

正面のメッシュの中には、スポンジのようなものがあるようです。

アマゾンで ECM-XM1用に購入

袋から出すと、毛が広がります。 

ファー生地の裏は、特に加工されていません。
 
 

ファー生地で自作を考えていたものと構造が同じでした。
スポンジのウィンドスクリーンに被せるには少しきついですが、
取り付けることは出来ました。
ウインドスクリーン・ウインドジャマーの自作に必要な材料

昭和51年のNHK教育テレビで
放送していたオーディオ入門

音録り・音づくり入門
昭和52年2月発行
ウインドスクリーンについては、生録の入門書などで詳しく解説されています。
よく生録で話題に出るのは、ストッキングやハンカチをかぶせるなどありました。
テレビ放送のオーディオ入門での記憶に残っているものがあり、
自作のウインドスクリーンをパンチングメタルで製作したというのを覚えています。
空間を開けて重ねたほうがよいとか、車での録音でも吹かれないなどと記憶しています。 
身近にある材料で探してみます。
●スポンジ状のもの。
●布状のもの。
●金網や網状(メッシュ)のもの。
●パンチングメタルのもの。
●ファー生地のもの。
DIYショップや100円ショップなどで見つけられます。
キッチン用品や風呂など水回り。
網状だと滑り止めシートなど。
無印良品のステンレス箸立ては、ステンレスのパンチングメタル製で
そのまま使えそうです。
色々なものをよく観察して探すと、意外に使えそうなものが見つかります。

よくある、5ミリ厚のスポンジシートです。

10ミリ厚の目の粗いフィルタースポンジです。

10ミリ厚の目の細かいフィルタースポンジです。

ウインドスクリーン、フィルタースポンジ、普通のスポンジの比較 

毛のあまり長くないファー生地

ファー生地の裏は、薄くて柔らかいものを選びます。

テスト用に用意した、パンチングメタルを使用したスピーカーネット
DIYショップなどで、パンチングメタルや金網の板が購入できます。

音を通すと布と言ったら、スピーカーネットがあります。
自作スピーカーのショップで購入できます。

スピーカーネットでサランネットとも呼びます。
布の織り方はいろいろあります。

写真は横にしていますが、こんな感じですけます。
 

他にもいろいろ見つかるので、実際に効果を実験をしてみるとよいです。
 
ウインドスクリーン・ウインドジャマーの効果

音源としてリズムマシン内蔵のラジカセを使用します。
ラジカセの手前に扇風機を置きます。
扇風機の前にマイクをセットして、
強風での吹かれ具合を、色々な素材で実験してみます。
素材による吹かれ具合の変化と、
高音域の低下を確認できます。
動画用再生用の静止画をクリックすると、
WMV9 500kbps SD 640×480の動画で再生できます。
音声は、ヘッドホンか低音再生能力の高いスピーカで再生してください。

SONY 業務用カメラ HXR-NX5Jに付属のガンマイク ECM-XM1
 

オーディオテクニカ X-Yステレオマイクロホン BP4025
大口径のマイクカプセルを使用しています。

この静止画をクリックすると動画を再生します。
WMV9 500kbps SD 640×480

この静止画をクリックすると動画を再生します。
WMV9 500kbps SD 640×480
バイノーラルヘッドホン・マイクのウインドスクリーンを製作
(2014年1月3日のバイノーラルマイクのテスト録音のために自作)

Victor バイノーラルヘッドホン・マイク
HM-200とHM-100用ウインドスクリーン製作
材料は手元にあったスポンジを使用しました。
気泡の密度も同じぐらいです。
綺麗にカットはできませんが、
ハサミやカッターで切ります。

Victor バイノーラルヘッドホン・マイク
HM-200

Victor バイノーラルヘッドホン・マイク
HM-200付属のウインドスクリーンを装着

Victor バイノーラルヘッドホン・マイク
HM-200に自作ウインドスクリーンを装着

Victor バイノーラル・ヘッドホン・マイク
HM-100

Victor バイノーラル・ヘッドホン・マイクに、
HM-200付属のウインドスクリーンを装着

Victor バイノーラル・ヘッドホン・マイク
HM-100に自作ウインドスクリーンを装着
自作の実験用材料
(2016年4月29日)

「ウインドスクリーン・ウインドジャマーの効果」で風音低減効果があり
音質劣化の少なかったのは、スピーカーに使用するサランネットでした。
自作の実験用に、生地の厚みや織り方の違う3種類用意しました。
ファー生地は風音低減効果が優れていますが、高音域の減退が
大きかったためサランネットを加工して実験してみます。

スポンジをカットするためにスチロールカッターと同じ方法を試してみます。
0.32mmと0.6mmの太さのニクロム線を用意しました。
穴あけや切るための加工用治具の製作をします。
 
 
スポンジのカット実験
(2016年4月29日開始)
 
ドリルのように回転するカッターはスポンジを巻き込み、
大変危険ですので使用できません。

 
 
アートナイフとデザインナイフは大きさが違います。
アートナイフの刃は少し大きく厚みがり、耐久性があります。
モデラーズナイフはアートナイフと同じものです。
 
直線刃、
 
曲線刃。
 
柔らかいスポンジの場合は、曲線刃の方が切りやすいです。
スポンジをなるべく変形させないで、
スムーズに切る事の出来る工具を調べてみます。
加工するための治具も研究する必要があるかもしれません。

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