オーディオミニ博物館
スピーカーのコロ支持実験
2016年1月11日作成開始 2017年11月12日更新
参考文献 | ||||||||||||||
当時、この記事を読んで自分のDS-500とスピーカースタンドの間に単三乾電池を置いて実験をしてみました。 この時の音の変化に驚き、父親にも聴いてもらい二人して驚いていました。 この実験をきっかけに、実験用スタンドの試作とスピーカースタンドの改良に取り掛かりました。 今まで製作した、コロ支持のスタンドと台を紹介します。 |
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簡易実験1 | ||||||||||||||
FOSTEXのFE87のフルレンジスピーカーで当時の実験を再現します。 音の変化を聴けるように、PCM-D100で録音してみます。 |
マイクの角度は90度に設定しました。 著作権フリーCDの音源を使用します。 |
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TAPEXのファインセラミックフットを用意しました。 |
ファインセラミックだけ出来ています。 |
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ファインセラミックフットに載せて試聴してみます。 |
次に単3乾電池をこのようにスピーカーの下に置きます。 |
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下の布の影響が出でいますが、音の変化があります。 |
下線付き文字をクリックすると、WAVファイルがダウンロードできます。 リニアPCM 96kHz/24bitで録音してあります。 直置き時の音 SPEAKER-TEST-DIRECT.wav へのリンク ファインセラミックフットに載せた時の音 (最初に外の車の音が入ってしまいました。) SPEAKER-TEST-CERAMIC.wav へのリンク 単3乾電池をコロとして使用した時の音 SPEAKER-TEST-BATTERY.wav へのリンク |
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実験用試作コロ支持台 | ||||||||||||||
シナ合板をプチルゴムで挟んだ積層構造で、 外側にはヴェルベット生地を貼っています。 |
まずは、コロを入れないで試聴してみます。 |
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アルミ製の丸棒をコロで使用してみます。 |
コロの前後に空間があく位置にします。 |
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コロ支持の音を試聴します。 コロ支持は水平の台の上で使用します。 |
裏側に滑り止めのコルクが貼ってあります。 少し水平でなくでも大丈夫なように、U字型の溝の実験もしてみました。 |
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U字型の溝では、平らな溝とはコロ支持の効果が違うようです。 |
下線付き文字をクリックすると、WAVファイルがダウンロードできます。 リニアPCM 96kHz/24bitで録音してあります。 実験用コロ支持台に、直置き時の音 SPEAKER-TEST-STAND-DIRECT.wav へのリンク 実験用コロ支持台に、コロを入れた時の音 SPEAKER-TEST-STAND-ROLLER.wav へのリンク 実験用コロ支持台のU字型溝に、コロを入れた時の音 SPEAKER-TEST-STAND-ROLLER-U.wav へのリンク |
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改造した市販のスピーカースタンドと、自作コロ支持台 (2015年1月16日) |
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自室のダイヤトーンDS-500に、オンキョーのスタンドを使用しています。 市販スタンドの簡単な改造と、 コロの材質による音の変化を実験してみます。 |
仕事部屋のスピーカーが、ダイヤトーンのDS-500から ヤマハのNS-B330MBに変わりました。 DS-500用のコロ支持台をそのまま使用しています。 |
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著作権フリーCDの音源を使用します。 CDプレーヤーはCDP-338ESDで、同軸デジタルアウトで DATデッキのDTC-1500ESに接続しています。 アンプはオンキョーのIntegra A-817XDです。 |
レコーダーはTEACのDR-100で、リニアPCMの96kHz24bitで録音します。 ハイレゾの著作権フリー音源が無いので、DSD生録音を再生します。 PCM-D100で録音した、がらくた座試聴用テスト録音素材を使用しました。 スピーカーケーブルは、オーディオテクニカのPC-OCCケーブルです。 |
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オーディオラックに直置きした状態で、CDとDSD音源を再生します。 マイクはオーディオテクニカのAT9943で、マイク角度は120度です。 |
次にファインセラミックフットに載せて、CDとDSD音源を再生します。 |
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ダイヤトーンのDS-500用に製作した、コロ支持台です。 シナ合板をプチルゴムで挟んだ積層構造で、 外側にはヴェルベット生地を貼っています。 |
裏側は、コルクを貼っています。 現在も、1階の仕事場で使用しています。 |
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コロ支持台にコロを挟まないで、直に置きCDとDSD音源を再生します。 |
コロ支持台にコロのアルミ棒を置いて、CDとDSD音源を再生します。 |
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下線付き文字をクリックすると、WAVファイルがダウンロードできます。 CD音源の再生音を、リニアPCM 96kHz/24bitで録音してあります。 オーディオラックに、直置きした時の音 NS-B330-DIRECT-CD.wav へのリンク ファインセラミックフットに載せた時の音 NS-B330-CERAMIC-CD.wav へのリンク コロ支持台に、直置きした時の音。 NS-B330-BOARD-DIRECT-CD.wav へのリンク コロ支持台、アルミ製コロを入れた時の音 NS-B330-BOARD-ROLLER-CD.wav へのリンク |
下線付き文字をクリックすると、WAVファイルがダウンロードできます。 DSD生録音源の再生音を、リニアPCM 96kHz/24bitで録音してあります。 オーディオラックに、直置きした時の音 NS-B330-DIRECT-DSD.wav へのリンク ファインセラミックフットに載せた時の音 NS-B330-CERAMIC-DSD.wav へのリンク コロ支持台に、直置きした時の音。 NS-B330-BOARD-DIRECT-DSD.wav へのリンク コロ支持台、アルミ製コロを入れた時の音 NS-B330-BOARD-ROLLER-DSD.wav へのリンク |
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オンキョーのスピーカースタンドに、角材を貼ってストッパーとしました。 |
太い丸棒も使用できるように、角材の間隔が広くなっています。 |
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スタンドの高さ分、マイクを上げて録音します。 スピーカースタンドにコロを挟まないで直に置き、 CDとDSD音源を再生します。 |
左側から、直径約12ミリの柔らかい木の丸棒。 直径約15ミリの堅い木の丸棒。 直径約13ミリのアルミパイプ。 直径約12ミリのベークライト丸棒。 |
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スピーカースタンドに、木製の細いコロを挟みます。 |
直径約12ミリの柔らかい木の丸棒です。 |
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スピーカースタンドに、木製の太いコロを挟みます。 |
直径約15ミリの堅い木の丸棒です。 |
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スピーカースタンドに、アルミ製のコロを挟みます。 |
直径約13ミリのアルミパイプです。 |
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スピーカースタンドに、ベークライト製のコロを挟みます。 |
直径約12ミリのベークライト丸棒です。 |
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下線付き文字をクリックすると、WAVファイルがダウンロードできます。 CD音源の再生音を、リニアPCM 96kHz/24bitで録音してあります。 スピーカースタンドに、直置きした時の音 NS-B330-STAND-DIRECT-CD.wav へのリンク スピーカースタンドに、柔らかい木の丸棒を挟んだ時の音 無し スピーカースタンドに、堅い木の丸棒を挟んだ時の音 NS-B330-STAND-TICK-WOODROLLER-CD.wav へのリンク スピーカースタンドに、アルミパイプを挟んだ時の音 NS-B330-STAND-ALUMINIUM-ROLLER-CD.wav へのリンク スピーカースタンドに、ベークライトの丸棒を挟んだ時の音 NS-B330-STAND-BAKELITE-ROLLER-CD.wav へのリンク |
下線付き文字をクリックすると、WAVファイルがダウンロードできます。 DSD生録音源の再生音を、リニアPCM 96kHz/24bitで録音してあります。 スピーカースタンドに、直置きした時の音 NS-B330-STAND-DIRECT-DSD.wav へのリンク スピーカースタンドに、柔らかい木の丸棒を挟んだ時の音 NS-B330-STAND-SLENDER-WOODROLLER-DSD.wav へのリンク スピーカースタンドに、堅い木の丸棒を挟んだ時の音 NS-B330-STAND-TICK-WOODROLLER-DSD.wav へのリンク スピーカースタンドに、アルミパイプを挟んだ時の音 NS-B330-STAND-ALUMINIUM-ROLLER-DSD.wav へのリンク スピーカースタンドに、ベークライトの丸棒を挟んだ時の音 NS-B330-STAND-BAKELITE-ROLLER-DSD.wav へのリンク |
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コロ支持台の構造と、コロの種類 (2015年1月17日) |
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ヤマハのスーパーウーハー YST-SW50用に製作したコロ支持台。 |
ダイヤトーン DS-500用のコロ支持台は4枚製作。 |
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溝の幅は約2センチで、深さは約8ミリです。 |
シナ合板の厚さは2種類使用しています。 厚い板2枚の間にプチルゴムを挟んでいます。 上の板には溝の厚さ分の薄い板を貼っています。 全体をプチルゴムで覆い、上面と側面はヴェルヴェット生地を貼り、 裏側はコルクシートを貼っています。 |
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フォステクスのFE87用のコロ支持台です。 |
実験用なので、平らの溝とU字型の溝の板を貼り合わせています。 |
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直径8ミリのアルミ丸棒を置いた状態で、こちらを使用しています。 |
DIY店でU字型の樹脂製のものを見つけ使用しました。 |
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平らで堅くて丈夫、価格も比較的安い、厚みの種類がある板は ベークライト板があります。 |
平らで柔らかく加工しやすい、価格も比較的安い、 厚みの種類がある板はMDF板があります。 |
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金属の丸棒で、比較的安いのはアルミ製です。 |
木製の丸棒も木の種類で堅さが変わります。 |
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ベークライトの丸棒です。 ベークライトは、時間がたつほど色が濃くなってきます。 黒いベークライトもあります。 |
コロの動きやすさは、板の平面とコロが真円に近いかによって変わります。 合板では、ラワン合板よりシナ合板の方が表面の凹凸が少ないです。 木の板の場合は、集成材や木の種類、表面加工など色々あります。 樹脂や金属の板なども、大きさや強度、加工のしやすさで選ぶとよいです。 板をそのまま使用するか、防振処理をするかでも楽しめます。 コロに使用するもので、木の丸棒は真円の具合や真っすぐなものを 選んで使用します。 木の丸棒は、多少曲がっているものがあります。 ほぼ真円で真っすぐな丸棒は、金属製か樹脂製です。 パイプ状では、場合によっては変形してしまいます。 太さによっても変化が楽しめます。 今回使用した音源では、変化が分かりにかったと思います。 色々な組み合わせで、違いを楽しむこともできます。 平らでコロの動きやすいものほど、コロ支持効果が大きいようです。 コロ支持は水平の状態で使用しないと、ストッパーにあたって動きません。 スピーカーケーブルによっても動いてしまいます。 動きやすい状態がよいので、使用前にコロの位置を確認しておきます。 小さい地震の場合は免震構造として働き、 スピーカーの前後の揺れではスピーカーが止まって下の台が動きます。 次は以前から考案中の、別の構造のスピーカースタンドを 製作したいと思っています。 |
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100円ショップの材料でスピーカーのコロ支持台を作る 下線付文字や画像をクリックするとリンクページへ行きます。 |