SONY TC-K5の修理
2017年1月24日作成開始 2020年8月24日更新
1977年に発売されたカセットデッキです。
カセットメカのグリス固着除去とベルト交換、電解コンデンサーと半固定抵抗の交換。
スイッチとボリュームの分解清掃、各種調整。
★修理専門業者ではないので、修理依頼はお受けしていません★
TC-K5の特徴と主な規格 | |
ソニーの新製品資料 |
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TC-K5のサービスガイド |
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1台目の分解作業 | |
正面パネルと操作キーとつまみは、 きれいではありません。 |
中のカセットメカや部品はきれいです。 グリーンモーターが目立ちます。 |
ベルトを取り出して寸法を調べました。 交換する電解コンデンサーと半固定抵抗の 値を調べます。 しばらく作業時間がないので、 一旦元通りに組み立てます。 |
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2台目の分解作業 | |
正面パネルはきれいです。 |
カセットメカの樹脂は少し黄ばんでいます。 |
作業手順は手探りで分解なので、 効率の良い分解手順ではありません。 |
後で分かりましたが、メカ内の化粧板を 先に外すとメカは取り出しやすくなります。 |
グリーンモーターのシールがありません。 |
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できれば、先にカウンターのベルトを 外します。 |
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1台目の分解作業を再開して比較 | |
1台目のモーターの型番 2台目と同じ型番です。 |
1台目はグリーンモーターの シールが貼ってあります。 |
バネの位置を確認 |
部品がなくなっています。 |
部品はあるので、後で取り付けます。 |
シャットオフレバーの部品に クラックがあります。 |
1台目のシャットオフレバーを取り外す。 |
1台目のシャットオフレバーの修理。 |
プーリを外すと作業しやすいです。 |
リーフスイッチを磨きます。 |
メカの製造日が印刷されています。 |
1台目は昭和53年5月3日。 2台目は昭和53年1月23日。 同じ年でもモーターには、 グリーンモーターのシールが 無いものもあるようです。 |
一台目、外れていた樹脂部品を接着 |
モーター取り付けの樹脂製の柱も接着 |
1台目に、2つ外れて落ちていました。 |
このスライダをおさえる部品のようです。 |
2台ともここの固定用部品が 外れていました。 |
取り付けるとクラックが広がります。 |
2ミリねじなどに使用する丸座金を 用意します。 |
補強に瞬間接着剤で固定して おきます。 |
1台目も外れています。 |
1台目も同じ修理をします。 |
瞬間接着剤が垂れないように 気をつけます。 |
補強しておきます。 |
2台目のモーターのプーリーを磨きます。 |
磨きました。 |
モーターのねじ穴とゴムの突起を 合わせます。 |
モーターを押さえ板で固定します。 |
1台目のモーターも取り外します。 |
プーリーを磨きます。 |
磨きました。 |
取り付けます。 |
1台目。 ゴムとベルトをかける溝を クリーニングします。 |
2台目。 ゴムとベルトをかける溝を クリーニングします。 |
2台目。プーリの溝を磨きます。 |
1台目。プーリの溝を磨きます。 |
2台目のスライダを取り付けます。 |
2台目のスライダを取り付けました。 |
2台目のスライダをEリングで固定。 |
1台目のスライダをEリングで固定。 |
リーフスイッチに接点改質剤を塗布。 |
ブレーキのゴムを拭きます。 |
1台目の化粧板を取り外します。 |
化粧板を取り外しました。 |
カウンターのゴムベルトを外します。 |
カセットホルダー右側のEリングを 外します。 |
カセットホルダー左側のEリングを 外します。 |
カセットホルダ左側。 |
カセットホルダー右側。 |
カセットホルダー右側のEリングを 外しました。 |
カセットホルダー左側のEリングを 外しました。 |
操作レバーの取り外し。 |
ポーズレバーはスプリングがついています。 |
ポーズレバーを残して取り外しました。 |
ポーズレバーのバネを外します。 |
カセットホルダーと操作レバーが分離。 |
カセットホルダーの樹脂部分は、 両サイドと正面のねじで固定されています。 |
操作レバーの裏側には番号があります。 ばらす前に、順番を記録しておきます。 |
番号と形を確認 |
番号と形を確認 |
古いグリスをふき取るため、 更に分解します。 |
ピンチローラーを外します。 |
Eリングとバネを外します。 |
ヘッドブロックを外すため、バネを外します。 |
バネを外しました。 |
ヘッドの下の板バネを、 上へスライドさせます。 |
写真で見ると左側にスライドさせて 外します。 |
板ばねの下には、スチールボールが あります。 |
スチールボールが3か所にあります。 |
板ばねの下は小さいです。 大きさが違います。 |
ヘッド基板です。 |
リミッター板と2枚重ねになっています。 |
グリスと汚れをふき取ります。 |
まだ部品を外します。 |
タイマースタンバイのレバーを外します。 |
カウンターリセットレバーと繋がって います。 |
Eリングを外すと分離できます。 |
ポーズレバー固定バネの右側が 外れています。 |
裏側のテープカウンターの固定ねじを 外します。 |
テープカウンターが外れます。 |
テープカウンターも磨いておきます。 |
裏側のここも分解。 |
古いグリスをふき取ります。 |
裏側のバネを外します。 |
次にポーズロック部のネジを外します。 |
ポーズと隣のレバーを外します。 |
取り外したレバー。 |
誤消去防止レバーを外します。 |
ピンチローラー側の部品を外します。 |
軸を固定している樹脂にクラックがあります。 |
裏のタイミングスイッチの接着剤の ついている 取り付け位置に印をつけておきます。 |
タイミングスイッチを外しました。 |
レバーを外します。 |
くの字のレバーが動きやすなります。 |
表側の外せる部品を外しました。 |
電球も外します。 |
電球を外しました。 |
分離できて作業がしやすくなります。 |
樹脂のクラックが大変多いです。 |
かなり隙間があります。 |
裏側も部品を外します。 |
レバーを固定してるネジを外します。 |
取り外しできました。 |
横に長いレバーも外します。 |
取り外しました。 |
ピンチローラーの軸の裏側も クラックあり。 |
クラックを瞬間接着剤で補修します。 |
シャットオフのウォームホイールの 回転が少し重たいようです。 |
取り外して、古いグリスをふき取ります。 |
写真上、クランプ側にテフロンワッシャー と、間にスプリングが入ります。 |
裏面、取り外した部品を取り付けます。 |
表面、取り外した部品を取り付けます。 |
タイミングスイッチを分解清掃します。 |
スイッチの向きを確認。 |
配線を確認。 |
配線を確認。 |
取り外します。 |
スイッチを分離しました。 |
分解します。 |
裏側を確認。 |
かなり黒く汚れています。 |
きれいに磨きます。 |
接点改質剤を塗布します。 |
樹脂部品をかぶせます。 |
カバーを取り付けますが、 爪は曲げません。 テスターで導通テストをします。 |
導通テストで問題がなかったのを 確認した後、変形しないようにツメを 曲げます。 |
基板に取り付けます。 |
メモリースイッチです。 |
配線を確認。 |
配線のついたまま分解します。 |
かなり黒くなっています。 |
磨きました。 |
接点改質剤を塗って組み立てます。 |
導通テストをしてから、 カバーの爪を曲げます。 |
カセットメカの組み立て | |
ヘッド基板とピンチローラーを取り付け。 |
タイミングスイッチを元に取り付けて あった位置に追わせて取り付けます。 |
ネジで固定します。 |
イジェクトレバーのバネを一旦外します。 |
巻き戻しのレバーのバネも一旦外します。 |
操作ボタンを取り付けます。 |
カウンターを取り付けます。 |
カセットホルダーを閉じた状態。 |
操作ボタンの固定用バネにグリスを 塗ります。 |
3つのツメを先にはめてから取り 付けます。 |
操作ボタンとレバーの間にグリスを 塗ります。 |
操作ボタンとレバーの間にグリスを 塗ります。 |
ロック板とバネを一緒に取り付けます。 |
バネを掛けます。 |
ロック板にグリスを塗ります。 |
ブレーキスライドを持ち上げてから 取り付けます。 |
バネの位置を確認。 |
部品を連結。 |
リーフスイッチの取り付け。 |
リーフスイッチの取り付け。 |
リーフスイッチの取り付け。 |
ネジで固定。 |
ネジで固定。 |
ネジで固定。 |
ネジで固定。 |
プーリの取り付け。 |
ワッシャを先に取り付け。 |
Eリングで固定。 |
フライホイール。 |
バネとワッシャの取り付け。 |
軸に通します。 |
ベルトを掛けます。 |
フライホイール押さえ板とソレノイドの 取り付け。 |
ネジで固定。 |
ネジで固定。 |
イジェクト用のバネを取り付け。 |
バネを掛けます。 |
モーターとサーボ基板の取り付け。 |
ベルトを掛けます。 |
ベルトを掛けます。 |
カウンターのベルトを掛けます。 |
カウンタのベルトをリール台に掛けます。 |
電球を取り付けます。 |
化粧板を取り付けます。 |
この時は化粧板を取り付けましたが、 メカをシャーシに取り付け後が良いです。 |
サーボ基板の部品は後で取り替えます。 |
カウンターのリセットレバーを一旦 取り外します。 |
メモリーのスイッチを通します。 |
リセットレバーを元通り取り付けます。 |
カセットメカとシャーシの固定用ネジ穴は 化粧板とカセットメカの間に来ます。 |
メモリーのスイッチを取り付けます。 |
カセットメカを仮固定します。 |
サーボ基板にコネクターを取り付けます。 |
簡単なメカの動作テストをします。 |
他のデッキで録音したテープ で 再生テスト。 |
録音テストをします。 |
自己録音再生はできました。 |
カセットメカの分解と組み立ては うまくいったようです。 次は、スイッチの接点洗浄や 電子部品の交換をします。 |
電解コンデンサと半固定抵抗の交換と録再切換スイッチの分解 | |
サーボ基板。 |
電解コンデンサと半固定抵抗を交換。 |
バイアス発振回路と電源回路。 |
オーディオ回路。 |
バイアス発信回路のシールドを外します。 |
シールドを外した状態。 |
タンタルコンデンサがあります。 |
録再切換スイッチのハンダを吸い取ります。 |
左チャンネルの録再切換スイッチ。 |
バネを取り出します。 |
ツメを起こします。 |
カバーを外します。 |
接点を磨きます。 |
綺麗に磨きました。 |
接点改質剤を塗ります。 |
接点を組み立てます。 |
樹脂カバーを被せます。 |
金属カバーを被せます。 |
テスターで導通チェックをします。 |
ツメを曲げます。 |
バネを入れます。 |
バネの入った状態。 |
右チャンネルも同じ作業をします。 |
基板に取り付けます。 |
録音レバーを取り外します。 |
レバーを取り外した状態でハンダ付け をします。 |
古いグリスを拭き、新しいグリスを 塗ります。 |
左METER AMPの半固定抵抗を交換。 |
右メMETER AMPの半固定抵抗を交換。 |
左EQ AMPの半固定抵抗を交換。 |
右EQ AMPの半固定抵抗を交換。 |
左右BUFFER AMPの半固定抵抗を交換。 |
取り外した部品。 |
半固定抵抗の足の延長に使えるもの。 |
交換が終わったパターン面。 |
交換が終わった部品面。 |
交換が終わった部品面。 |
次はスイッチなどに取り掛かります。 |
テープ切換スイッチ(TAPE SELECT)、ドルビーNRスイッチ(DOLBY NR)、 入力切換/録音ミューティングスイッチ(INPUT SELECT/REC MUTE)の分解清掃 |
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基板を取り外します。 |
スイッチを取り外します。 |
入力切換/録音ミューティングスイッチ |
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ツメを真っすぐにして分解します。 |
接点を取り外します。 |
接点を磨きます。 |
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接点改質剤を塗ります。 |
スライド面に接点グリスを塗っておきます。 |
組み立てますが、まだツメは曲げません。 |
テスターで導通テストをします。 |
ツメを曲げます。 |
ドルビーNRスイッチ。 |
分解。 |
磨きました。 |
接点改質剤と接点グリスを塗布。 |
組み立てて導通テスト。 |
ツメを曲げます。 |
EQスイッチ。 |
分解。 |
磨きました。 |
接点改質剤と接点グリスを塗布。 |
組み立てて導通テスト。 |
BIASスイッチ。 |
分解。 |
磨いてから、接点改質剤と接点グリスを 塗布。 |
組み立て。 |
導通テスト。 |
ツメを曲げます。 |
位置決めに仮止めしています。 |
スイッチを先にハンダ付けしました。 |
ヘッドホンボリューム/出力レベル調整(PHONES LEVEL/LINE OUT)、 録音レベル調整(REC LEVEL)の分解清掃。 |
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取り外します。 |
ヘッドホンボリューム/出力調整。 |
ツメを起こして分解します。 |
分解。 |
接点を磨きます。 |
接点改質剤を塗布。 |
組み立て。 |
ツメを曲げます。 |
導通テスト。 |
録音レベル調整は分解しません。 接点洗浄剤と接点改質剤を塗布。 |
導通テスト。 |
パネルを取り付けてからハンダ付け。 |
LINE INとLINE OUT端子を磨く | |
可変出力のLINE OUT端子。 |
磨きました。 |
LINE INとLINE OUT (固定出力)。 |
磨きました。 |
シャーシへ組み込みます。 |
端子の固定。 |
シャーシフレームの組み立て。 |
動作確認をします。 |
電球をLEDに交換 | |
カセットホルダの電球。 |
サーボ基板のコネクタ左上の赤い2本の配線。 |
サーボ基板のパターン面。 |
配線を外します。 |
電球を定電流素子内蔵LEDの ホワイトに交換。 |
定電流素子内蔵LEDに配線を 取り付けます。 |
点灯テスト。 |
取付ます。 |
消灯。 |
点灯。 |
録音表示ランプ。 |
ピークレベルインジケーター基板の上の 2本の灰色の配線です。 |
基板の裏。 |
基板を取り出します。 |
定電流素子内蔵LEDを取り付けてみます。 |
点灯テストでは、まぶしすぎました。 |
89と90のパターンの間をカットします。 |
電流制限抵抗を付けます。 |
赤色LEDに交換。 |
見やすい明るさになりました。 |
ソフトイジェクトのエアダンプを 取り付けます。 軸にオイルとギアにはグリスを 塗布すると動作音が静かになります。 |
底板を取り付けます。 |
メモリースイッチにフエルトを取り 付けます。 |
操作パネルを取り付けます。 |
正面パネルを取りけます。 上のねじの間のコの字のスペーサーは、 右中左で厚みが違うものがありますので、 間違えないように取り付けます。 |
ツマミを取り付けます。 |
各種調整 | |
調整用にミリバルを接続します。 |
固定出力を使用します。 |
100kΩの負荷抵抗を間に入れます。 |
クリーニングと消磁をしてから、 テープパスを見ます。 |
問題ありません。 |
テープスピードの調整をします。 |
調整用の半固定抵抗を回します。 |
3kHzに合わせます。 |
録再ヘッドのペイントロックをはがします。 |
6.3kHzで位相を見ながら合わせてみます。 |
一応合わせました。 |
一旦、0VUで左右再生レベルを 合わせ直します。 |
10kHzで位相を合わせ直します。 |
ペイントロックをします。 |
もう一度、0VUの再生レベルを 合わせます。 |
0VUは、435mVに合わせます。 |
再生レベルの半固定抵抗を0VUに 合わせます。 |
435mV。 |
315Hz 0dBのテストテープを再生します。 |
ミリバルのレンジを切換ています。 左右レベルを合わせます。 |
録音の調整は、インドネシア製に新しく なったマクセルURに合わせてみます。 |
333Hzの信号。 |
録音状態で、435mVに合わせます。 |
メーターの半固定抵抗を、 0VUに合わせます。 |
メーターを、0VUに合わせます。 |
333Hzを0VU、バイアスを LOWにしてみます。 |
-30dBにレベルを落として録音します。 |
10kHzの信号を同じレベルで録音します。 |
333Hzの再生レベル。 |
10kHzの再生レベル。 |
バイアスをNORMにして、 333Hzを-30dB録音。 |
333Hzを再生。 |
10kHzを再生。 バイアスはLOWではなく、 NORMのほうが良さそうです。 バイアスの調整をします。 |
バイアスの調整箇所です。 マクセルURをNORMバイアスで、 333Hzと10kHzの-30dB信号が 録音と再生で同じになるように バイアスを調整します。 |
333Hzの再生。 |
10kHzの再生。 |
次は、録音感度調整になります。 |
333Hz 0VU 435mVに合わせます。 |
録音感度調整の半固定抵抗。 |
0VUで録音。 |
再生して左右のレベル差を確認。 |
何度も繰り返して録音再生して レベル差をなくします。 |
半固定抵抗は18回転のものなので、 微調整は大変楽になりました。 |
左右同じレベルに追い込み出来ました。 録音と再生が0VUになるまで調整します。 |
音楽を録音して音質チェックをします。 |
動作チェック中。 ほぼ終了に近づきました。 |
カセットホルダー内の照明を調整 | |
フタを取り付けると、照明が暗いです。 |
取付ゴムの位置が良くありません。 |
LEDの光は先端からしか出ていません。 |
ゴムを外してみます。 |
右半分が明るくなりました。 |
取付ゴムを加工してみます。 |
2種類のサイズにカットしてみます。 |
薄いサイズ。 |
取り付けてみます。 |
右側が明るくなりました。 |
厚いサイズを取り付けます。 |
こちらも、右側だけ明るくなります。 |
ゴムを外して結束バンドで固定します。 |
ほぼ均一に明るくなりました。 |
ネジ止め材で固定しておきます。 |
一応、完成。 |
位相合わせ用アジマス調整テストテープの製作実験で再調整 | |
「カセット用テストテープ路を作る Part5」で、位相合わせ用アジマス 調整用テストテープ製作に使用 するために整備しました。 |
シングルキャプスタンのメカです。 バックテンショントルクが、 テープ走行にかなり作用します。 |
サプライ側リール台の下の白いアームが、 バックテンションレバーです。 |
テープ再生時には バックテンションレバーが、 サプライ側のリール台に このように接触します。 |
バックテンションレバーのスプリングの 位置を変えることで、 バックテンショントルクを変えられます。 どうやら、テープと周波数によって変更が 必要かもしれません。 |
バックテンショントルクを変えて 録音再生をし、 どう変化するか実験してみました。 |
バックテンショントルクのスプリングの 位置を決めて、ミリバルと固定出力の間に 負荷抵抗100kΩを接続して回路の 再調整をします。 |
化粧板を取り付けます。 バックテンショントルクを常時変える 場合は取り付けません。 |
一応、化粧板を取り付けました。 |
315Hz 0dBのテストテープを再生して 確認します。 |
ミリバルのレンジを合わせます。 |
左右同じ値を示しています。 |
VUメーターも左右合っています。 |
315Hz 0VU(-4dB)のテストテープを再生。 |
ミリバルのレンジを切換ます。 |
少し高くなっています。 |
@テープスピード調整 2020年8月24日更新 |
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サービスガイドでは、3kHz/0dBのテストテープを使用します。 |
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GX-Z9100で製作したテストテープ。 |
3kHzに合わせました。 |
A録再ヘッド垂直調整 (アジマス調整) 2020年8月24日更新 |
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サービスガイドでは、6.3kHz/-10dBのテストテープを使用します。 |
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10kHzのテストテープを再生します。 |
SONYのシングルキャプスタンのメカは、 サービスガイドでは6.3kHzを使用して います。 |
10kHzは変動が多いです。 |
規格内に合っています。 |
B再生レベル調整 2020年8月24日更新 |
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サービスガイドでは、333Hz/0dB(160nwb/m/-4dB/0VU)の テストテープを使用します。 再生レベル調整は、「SONY TC-K5の修理 PART2」もご覧ください |
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315Hz 0VU(-4dB)のテストテープを再生。 |
315Hz 0VU(-4dB)を表示。 |
435mV −5dBに合わせ直します。 |
一応、新品の315Hz 0dBの テストテープを再生。 |
左右のレベルを合わせます。 |
メーターは合っているようです。 |
C再生イコライザー調整 2020年8月24日更新 |
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サービスガイドでは、6.3kHz/-10dBのテストテープを使用します。 再生イコライザー調整は、「SONY TC-K5の修理 PART2」もご覧ください |
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10kHzのテストテープを再生。 |
10kHzの再生レベル。 |
左チャンネル再生イコライザー調整箇所。 |
右チャンネル再生イコライザー調整箇所。 |
パターンをブリッジして調整します。 ブリッジをすると10kHzのレベルが 落ちたのでパターンを分離した 状態に戻しました。 |
左右対称になっています。 ブリッジをすると10kHzのレベルが 落ちたのでパターンを分離した 状態に戻しました。 |
Dレベルメーター調整 2020年8月24日更新 |
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レベルメーター調整は、「SONY TC-K5の修理 PART2」もご覧ください |
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333Hzの信号を入力し録音状態にします。 |
ラインアウト固定出力が 333Hzを435mV -5dBで VUメーターが、0VUになるように 調整します。 |
E録音バイアス調整 | |
サービスガイドでは、1kHzと10kHzの-40dBの信号を使用します。 |
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333Hzと10kHzの-30dB信号が 録音と再生で同じになるように バイアスを調整しました。 |
バイアスの調整箇所です。 新しいマクセルURをNORMバイアスで 合うように調整しました。 |
F録音レベル調整 2020年8月24日更新 |
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ミリバルのレンジを切換ます。 |
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435mV -5dBに合わせます。 |
333Hzを435mV -5dB 0VUで録音し、 再生レベルも同じになるように 録音感度を調整します。 |
バックテンショトルクと周波数と テープ個体差の関係について、 もう少し実験を続けます。 |
アジマス調整後は、ヘッドの調整ネジに ペイントロックをします。 |
G19kHzフィルター調整 2020年8月24日 |
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19kHzフィルター調整は、「SONY TC-K5の修理 PART2」をご覧ください |
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★もう一台の整備は、 「SONY TC-K5の修理 PART2」へ★ |