ラジオ・ラジカセミニ博物館

SONY ICF-5900の修理

2011年8月8日


基本動作はする修理依頼品のICF-5900

修理未経験者や初級者向けの細かい工程の説明はしていません、
基礎知識があり修理経験豊富な方が修理してください。
万一修理を失敗しても、自己責任でお願いいたします。

分解
分解手順と調整法は、サービスマニュアルを入手してください。



裏キャビネットと表キャビネットと取り外し、基板を取り出します。
入出力端子・スイッチ・ボリュームの修理

基板を取り外してから、電解コンデンサーとトランジスター(2SC710)を交換します。



バンド切換とマーカーのスイッチを取り外します。













スイッチとボリュームを分解して磨きます。



入出力端子を分解して磨きます。

DC入力端子も分解して磨きます。
メーターの修理

固着したメーターを修理します。ビニールテープがちょうど良い固定用の台になります。
固着したメーターの修理方法(SONY CF-1980U&CF-1980Xの修理ページへ)
メーターの透明パネルのはずし方(SONY CFS-686の修理 Part2のページへ)

塗装の落ちた針を磨き、アルミ素材のため下塗りのメタルプライマーを塗ります。

緑色は、タミヤカラーX-28のパールグリーンを塗ります。
ダイヤルライトのボタン修理

ダイヤルライトボタンは、経年劣化で中心の部分が折れます。
折れた部品があるときはクリップなどを切って、添え木のようにして接着します。

折れた部品がない場合は、V型のクリップを14ミリの長さに切って接着剤で固定します。
ICF-5900の調整は信号発生器がないと不可能です★
 サービスマニュアルどおりでの調整では、スプレッドダイヤルの感度差は直せません。
詳しい調整法を紹介している、別のサイトをご覧ください。

FMとMWとBFOは表側で調整します。
FMとMWはフィルムダイヤルを外して調整するので、フィルムダイヤルの目盛を見ながら合わせることができません。

マニュアルには、フィルムダイヤルではなくダイヤルフィルムと書いてあります。
マニュアルに書いてあるフィルムダイヤルの取り付け方ですが、取り付けた時に毛がき線の位置からフィルムダイヤルがずれる機種がありました。
マニュアル通りの調整法でうまく合わない場合は、フィルムダイヤルを取り付けてダイヤル指針との位置と左側のスケールの位置を記録します。


FMの76MHzと90MHzとダイヤルスケールの位置を記録しておきます。

MWの530KHzと1600KHzとダイヤルスケールの位置を記録します。

スケールの10の位置とダイヤル指針の位置を記録します。

ダイヤルスケールの指針と同じところに印をつけます。
調整用周波数に合わせたところで、もう一度フィルムダイヤルを取り外して調整します。

SWの調整は、裏側です。
フロントパネルとつまみ類を取り付けた後、スプレットダイヤルとマーカーの調整になります。
セラミックフィルターの中心周波数が10.7MHzの赤ラベルが貼ってあります。
再調整では、10.76MHzの中心周波数でスプレッドダイヤルの感度差が少なくなりましたる
スプレットダイヤルの調整は、ほんのわずかに動かすだけで大幅に周波数が移動します。
測定器無しでは、絶対に触らないでください。

フィルムダイヤルに合わせて、各バンド幅の調整をします。

電源スイッチに赤い色を塗ります。

オーバーホールしたものと比較のため、以前から所有しているものを調整だけしてみました。

部品交換していない方は、部品劣化のため感度低下しています。


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