ラジオ・ラジカセミニ博物館
TOSHIBA RT-S98のスピーカー修理
MacKenzie 東芝ポータブルコンポ RT-S98
修理未経験者や初級者向けの細かい工程の説明はしていません、
基礎知識があり修理経験豊富な方が修理してください。
万一修理を失敗しても、自己責任でお願いいたします。
★修理専門業者ではないので、修理依頼はお受けしていません★
スピーカーの修理 | |||
セパレートタイプのスピーカーボックス。 16cmパッシブラジエーター+12cm++4cmの密閉ボックスです。 12cmスピーカーのみウレタンエッジです。 |
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ラバーエッジとウレタンエッジの購入先は「ファンテック」という会社です。 商品: T90 価格 : 1900円×2=3800円 ボンド、ブラシ、説明書のセット付はプラス400円 どちらも消費税、送料込み |
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スピーカーボックスを開けます。 スピーカの配線をハンダごてを使って外します。 |
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写真左は、パッシブラジエーター。 写真右は、ツィーター。 |
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取り外した、12cmスピーカーです。 ガスケットを外し、古いエッジを剥がします。 |
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エッジの外側が広いので、ガスケットをかぶせて外周に沿ってカットします。 フレームに合うか取り付けてみます。 オリジナルのエッジより、厚みとロール部の幅と高さがありますので、あとで調整が必要です。 |
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コーン紙裏側に接着剤を塗ります。 次にエッジを取り付けます。 コーン紙表側とエッジの隙間に接着剤を塗ります。 はみ出した接着剤は、よく絞った濡れ布巾で拭取ります。 接着剤が乾きました。 コーン紙に墨汁で色を塗ります。 フレームとエッジを仮止めします。 音が歪まないか確認をしながら、センター出しをします。 大丈夫であれば、接着していないエッジをフレームに貼り付けます。 |
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今回のエッジは、ロール部分が大きいため、オリジナルのガスケットを取り付けるとコーン紙が振動時にあたり音が歪んでしまいます。 厚紙を作って少し大きめのガスケットを製作します。 100円ショップで購入した、色紙を使いました。 内径112mm、外形118mmの輪をサークルカッターで切り取ります。 ガスケットの厚みは、交換したエッジのロール部分がオリジナルのエッジより大きいためバッフルに当たらない厚みにします 今回使用した色紙の場合は、2枚をを張り合わして黒く塗り、さらにオリジナルガスケットを半分の厚さに割ったガスケットを張り合わせます。 新しく製作したガスケットはエッジ側に貼り、オリジナルのガスケットはバッフル側になります。 写真右は、右がオリジナル、左が製作したガスケットです。 |
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エッジのロール部分が擦れないか確認し、ガスケットを貼り付けます。 乾いたらスピーカーを取り付けます。 スピーカーをネジで取り付ける時、バッフル板のネジ穴と金属フレームのネジ穴の間に隙間が出来るので、スペーサーを挟みます。 スペーサーを挟まないで、ネジを締めるとスピーカーの金属フレームやエッジが変形して壊れます。 バッフル板とガスケットの間に隙間が出来ないようにします。 隙間があく場合は、やわらかいパッキンなどをはさんで調整してください。 密閉されないとパッシブラジエーターがうまく動作しません。 オリジナルのエッジより硬いので、しばらくエージングが必要です。 1日エージングするだけで、かなり音が変わります。 |