SONY TC-K55の修理
2016年11月4日作成  11月5日更新



作業の記録写真を載せていますので、修理工程の詳しい説明はありません。
カセットメカのグリス固着除去とベルト交換、モーターのサーボ回路の電解コンデンサーと半固定抵抗の交換。
カセットホルダー内の照明をLEDに交換、オーディオ回路のリレーと半固定抵抗の交換をしました。
調整の説明はあります。

カセットメカの整備

早送りと巻き戻しのクラッチの動きが悪いです。
クラッチの板ばねを取り外して
変形を直してから取り付け直します。
板ばねの向きを90度回せる溝があります。
下の資料の様に調整する構造かもしれません。

参考資料 TC-K55のクラッチに似た構造。

参考資料 もう一つのクラッチに似た構造です。

このソレノイド(プランジャー)の位置は重要です。

ヘッドを上げてロックする位置に調整します。

録音と再生時のヘッドの配線の切換は
リレーを使用しています。
接触不良になるとノイズが発生します。

密閉されている同等品のリレーに交換。
 
 

不燃抵抗とヒューズ抵抗を取り外して
測定しました。

抵抗値に変化はなかったようなので
交換せずに元に戻しました。

カセットホルダーの照明が切れています。

定電流素子内蔵LEDのホワイトです。

LED点灯

LED消灯
調整

ラインアウト出力で負荷抵抗47kΩで測定します。
 
モーターの半固定抵抗で、周波数カウンターで3kHzになるように調整します。 

参考資料 測定器の接続は負荷抵抗47kΩを繋いだ状態で測定します。
規定録音位置の接続。

参考資料 測定器の接続は負荷抵抗47kΩを繋いだ状態で測定します。
ソニー標準テープ P-4-L300(315Hz 0dB)は、0VU(-4dB)の基準テープと同じレベルです。


再生レベル調整はラインアウト出力に負荷抵抗47kΩで、
0VU(-4dB)の基準テープを再生して
435mVに合わせます。
 
録音レベル調整
@315Hzの信号を加え、規定録音状態で未収録テープに録音する。
A巻き戻してテープを再生したときにラインアウト出力が435mVとなるように、
 半固定抵抗を調整する。

録音再生テスト