SONY TC-1260の修理
2018年5月25日作成開始 2019年6月30日更新

 
ソニーのTC-1260は、カセットコーダーです。
1971年には発売されていて、父が購入しました。
★修理専門業者ではないので、修理依頼はお受けしていません★


1971年の単品カタログとサービスガイド (サービスガイドの画像をクリックすると大きくなります)

高校時代父から譲ってもらったTC-1260を学校へ持っていたとき壊されてしまいました。
それから40年たって、部品取りが入手できたので破損したパーツの交換をします。

1台目の部品取りから取手の取り外し
部品取りもきれいに清掃しました。
ゴムベルトの交換

テープカウンターのベルト交換。

駆動用のベルト交換。

修理する方のスラスト受板。

部品取りのスラスト受板。

スラスト受板にはスラストねじで調整するものと、
取り付けネジで調整する2種類あります。

サーボモーターではないため、
テープスピードの調整にはモータープーリーの交換で調整します。






 
2台目の部品取りからカセット蓋の取り外し

カセット蓋を取り外しました。

破損しています。破片は見つかりましたがネジがありませんでした。

半円の欠け方が謎です。

蓋は両面テープで貼られています。破片をネジ止めしておきました。
組み立て

劣化したスポンジがはがれかけています。

スポンジを取り除きました。

カセット蓋を取り付けます。バネの取り付け方。

こちらはバネはありません。

バネでカセット蓋が開きます。

END ALARMのプレートがありません。

END ALARMのプレートを両面テープで貼ります。。

外筐上に本体を入れます。

マイクを取り付けます。

ネジを入れると作業しやすかったです。

ネジで止めます。

ボリュームツマミの間に取り付けるネジ。

本体をネジで固定

スピーカーの配線を取り付け。

4P電源コネクタの取り付けネジ。

4P電源コネクタをネジで固定。

カセットホルダー内の固定ねじ。

ネジで固定。

電池ボックスの配線。

配線コードの取り付け。

外筐下を取り付け。

ネジで固定。

電池蓋を取り付け。

ボリュームツマミとフエルトの取り付け。
カセット蓋が完ぺきではありませんので、
もう1台部品取りを入手します。
3台目の部品取りからカセット蓋の取り外し

3台目の部品取りを入手しました。

部品取りにはもったいない美品です。
 
ヘッドの摩耗もなく、内部もとてもきれいなので未使用のようです。

バネとネジを外して蓋を取り外します。

ネジを外して蓋を取り外します。

取り外しました。

綺麗です。

破損はありません。

破損はありません。
とても綺麗な、オリジナルの部品が入手できました。
POWER AMPのトランジスターの違い

3台目の部品取りに使用されている
POWER AMPのトランジスター。

当時購入したTC-1260に使用されている
POWER AMPのトランジスター。

3台目の部品取りに使用されている
POWER AMPのトランジスター BX213。

TC-1260のサービスガイドを見ると形が違うようですが、
BX213のトランジスターが使用されています。

当時購入したTC-1260に使用されている
POWER AMPのトランジスター BX495。

TC-1260Aのサービスガイドを見ると、
BX954の同じトランジスターが使用されています。
カセット蓋の取り付け

カセット蓋を取り付けます。

カセット蓋を取り付けます。

欠けていないカセット蓋に交換できました。

欠品部品のすべてを、綺麗な部品に交換できました。
40年ぶりに修理できました。
やっと完成です。

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