ラジオ・ラジカセミニ博物館

AIWA CS-90Xの修理


この写真は展示室のCS-90Xです。
アトリエ4Rさんから、CS-90Xの修理レポートが届きました。どうもありがとうございます。 2007.1.28★
アトリエ4Rさんの修理レポートをご覧下さい。

修理未経験者や初級者向けの細かい工程の説明はしていません、
基礎知識があり修理経験豊富な方が修理してください。
万一修理を失敗しても、自己責任でお願いいたします。

カセットメカの修理
外観コンディションが良かった方をベースに頑張りましたが、大変大変。
また、以前のオーナーさんが修理をしようとした形跡がありました。。
恐らく、裏蓋を開けて幾つかネジを外したけれど断念した…という感じです。
ネジが違う位置についていたり、欠品があったりして 部品取りがなかったら
絶対にできない作業です。
外観は良くても、メカは痛みがひどく悲しい現実を目の当たりにしました。

早速説明を…
裏蓋を外した写真はそのままですが、アンテナ線はカプラー式ではなく差込み式??
ちょっと変わった接続方法です。
まだまだ経験不足の自分には新鮮な接続でした。
メカ駆動用モーター:

ベルトが溶けてベタベタになっています。メカを外す時もあちこちにベルトの溶けた
残骸が飛び散っており、覚悟して作業に取り掛からなければなりません。
チューナーからの配線:

これは、チューナー基盤からスピーカーフレームに結線してあり、これを外さないと
フレームが外れません。 外すにもコツがいります。
フレームのみの写真:

やっとフレームが取り出せました。 

カセットメカ正面から:

カウンター用のベルトがヘロヘロになっているのがわかります。 この時点で、かな
りやる気を無くしますが今回は頑張ります。
カセットメカを外した写真:

正面からは向かって右側の金属プレートとイジェクト用レバーのスプリングのみ外し
ます。 後は、すべて後ろ側から外します。
メイン基盤のネジを外せば、カセットメカは結構簡単に外れます。
しかし…カセットメカを外して“手”を見てみると…何とも無惨な手になっております。
キレイになったプーリー:

何はともあれ先に処理しなければならないのは、カセットメカ駆動用のプーリーです。
何気に写っておりますが、この状態になるまでに30分以上かかりました。
カセットメカ後ろ側:

キャプスタン軸、モーター、プーリー等キレイに掃除してベルトをかけるだけです。
個体のコンディションにもよりますが、このラジカセはあちこちにベルトの破片が飛
び散っており、キレイにするのにかなり時間を要しました。
ツメが折れてました:

カセットメカ駆動の為の部品ですが、ツメが折れていて動作不良となっておりました。
録音ボタン用でしたので、“そんなに録音する事も無いだろうし…”などと思って組み
上げると大変なことになります。
どのボタンを押してもギアがついたプーリー全部が回転する為、途中で止まってしま
うトラブルの原因となります。
この時点で2個イチ確定。
また、CS-90Xにもマイナーチェンジがあった様子でカセットメカだけ交換しようと思
いましたが、少し配線が違う様子です。
仕方が無いので、フレームごと交換しました。
2個イチにした写真:

一見、フレームのみの写真と同じように見えますが少し違います。
レックミュートスイッチが水色に!!!!! ネジの取り付け位置も違うんです。
そうです。取り外して、使える部品は使い 2個イチにしたのです。
組み上げ完成:

はぁ〜!!! 感無量!!!!!!!!!!!

カセット完治1・2

カセットメカが直った証拠に撮ってみました。
写真1では再生ランプが点灯しているのがわかりづらいのでもう一枚。
カセットメカを直したのだ!!!!!!!!! と言うのをどうしても伝えたくて撮った写真です。
後記:

実は、カセットメカ駆動用にかけるベルトを1本切ってしまい、細いベルトにて代用しております。 
それと、カセットメカの駆動用ベルトをかけ直したくらいではメカは動いてくれませんでした。
カセットメカそのものの動きが悪いと、正常にヘッドが上がらず途中で止まってしまいます。
カセットメカに固着しているグリスをアルコールで溶かし、稼動部分には小量のシリコンスプレーを使用しました。
カセットメカを正常に作動させるには徹底的なメンテナンスが必要です。
また、オートストップ用にベルトがかけられておりますが、多少きつめのベルトを使用しませんとオートストップが効かなくなります。
一応、1.2mm幅ではなく1.5mm幅のベルトをかけてあげたらスムースに動いております。

写真が少なくてすいません。。
なにしろ手がベタベタで、デジカメを触ることすらできませんでした。。


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